先日のツアー・オブ・ジャパン 東京ステージを観戦した際に、気になったチームジャージを紹介します。
私はどちらかというと(TOJの東京ステージに関して言えば)、レース展開よりも「ロードバイクがいっぱい走っているのを眺める」のを楽しんでいるのかもしれません。選手が着ているジャージやバイクを見比べるのも面白いものです。今回は集団の中での見栄えという観点から、個人的に気になったのが、以下の5チームです。
●チーム・イルミネート(アメリカ)
観戦レポートでも紹介した、チーム・イルミネート。そのジャージにはスポンサー名が入っていません。
そのシンプルさが、集団の中で確かな存在感を発揮していました。
●NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ(イタリア)
イルミネートとは対照的にスポンサーロゴが多いこのチーム。写真ではわかりにくいですが、日本語のキャッチコピーも入っています。しかし、とっちらかることなくよくまとまっていると思います。
このジャージを見て「あれ?」と思った人もいるかもしれません。2018年シーズン、このチームはネイビー基調のジャージで戦っていたからです。実は、今回のTOJに合わせて蛍光オレンジのスペシャルジャージが用意されていたのですね。
●チームブリヂストンサイクリング
ブリヂストンサイクルの「BRIDGESTONE ANCHOR」よりも、ブリヂストングループそのものを前面に打ち出したこのチーム。ジャージも、ストレートにブリヂストンの企業ロゴとBマークが配されています。一目見てブリヂストンとわかるのは、ブランド知名度のなせる技でしょうか。
シューズだけがミスマッチですね。
●宇都宮ブリッツェン
宇都宮ブリッツェンは、ジャージにたくさんのスポンサーロゴが入り、デザインが難しそうな印象。しかし、ブリッツェン=稲妻を大胆にアレンジし、明るいイメージになりました。道端で観戦しているぶんには、当初予想していたよりもずっと見つけやすかったです。
ヘルメットとシューズが、ちょっと合っていないのが残念。
●シマノレーシングチーム
シマノとジャイアントというぐうの音も出ない組み合わせ。どちらもブルーのイメージがあるので、さすがのまとまりの良さですね。もちろん、シマノのシューズやLAZERのヘルメットともばっちり合っています。
以上5つ紹介しましたが、今回改めて思ったのは「胸のロゴって、案外見えないな……」ということ。いちばんの好位置は、胸ではなく肩やパンツのサイドなのかもしれません。
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リンク: ツアー・オブ・ジャパン
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。