シマノセールスが、シマノのロードバイク用コンポーネント「105」をフルモデルチェンジし、2018年6月に発売すると発表しています。
R9100デュラエースやR8000アルテグラに通ずるデザインのクランクが目を引く、新型105。新シリーズは「R7000」系となっています。
●油圧ディスクブレーキが登場
ついに105にも油圧ディスクブレーキを追加。ブレーキキャリパーはもちろんフラットマウント仕様です。
●エルゴノミックデザイン&ショートストロークのデュアルコントロールレバー
デュアルコントロールレバーはエルゴノミックデザインになり、ショートストロークでスムーズなシフト操作を実現。ディスクブレーキ対応タイプには、手の小さいユーザー向けの「ST-R7025」もラインナップ。
●リアディレイラーはシャドー、カセットスプロケットはワイド化
リアディレイラーがシャドー仕様に。そしてカセットスプロケットは11-28T、11-32T、12-25T、新登場の11-30Tをラインナップ。さらにオプションで11-34Tも選択可能。
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●シルバーもあり
従来のR5800に引き続き、シルバーも用意。「シルキーブラック」と「スパークシルバー」の2色となります。
105に油圧ディスクブレーキが追加されたことで、今後の各メーカー完成車にも変化が出るでしょう。とくに、現在105グレードのディスクブレーキ完成車で他社製ブレーキや、機械式/油圧式を変換するタイプのディスクブレーキを使用しているようなタイプは、2019年モデルでは(コスト的な理由がない限り)減っていくでしょう。
[2018/4/6 追記]ブレーキ/シフターにシマノ・R505を使ったタイプも、おそらく減るでしょう。[追記おわり]
また、105のモデルチェンジを織り込み済みのメーカーも多いため、R7000系105を搭載した2019年モデルが早期発売されるケースも出てくるはずです。
なお、シマノでは新型105の発売時期を2018年6月下旬と発表しています。
リンク: ロードレースからロングライド、ファンライドまで!幅広い用途に最適。ロードバイクコンポーネンツ「SHIMANO 105」モデルチェンジ|シマノセールス株式会社のプレスリリース
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※本稿執筆段階では製品情報未掲載
主要な製品の価格は産経cyclistさんの記事でどうぞ。
リンク: シマノ「105」がフルモデルチェンジ シリーズ初のディスクブレーキも – cyclist
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。