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  • 投稿の最終変更日:2018年3月10日
  • 投稿カテゴリー:コラム
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ちょっと手が空いたときに、「TREK(トレック)」の「Project One(プロジェクトワン)」や「BRIDGESTONE ANCHOR(ブリヂストンアンカー)」の「COLOR LAB」を使って、カラーオーダーシステムのシミュレーションをするのが好きな私。ある日、いつものようにプロジェクトワンの画面を前にして、思いつきました。「日本のプロ野球12球団をモチーフにデザインしてみよう」と。

今の12球団だと何のひねりもないので、私が高校1年生だった1990年で行きたいと思います(とくに理由はありません)。

さっそく、一般社団法人日本野球機構のWebサイトで1990年の成績を確認しながら、進めていきましょう。

●セ・リーグ6位:阪神タイガース/パ・リーグ6位:福岡ダイエーホークス

暗黒時代の阪神タイガースをイメージ
福岡ダイエーホークス……難しい!

1990年の阪神タイガースは、村山実監督の退任を受け、中村勝広監督の1年目。バースも掛布もおらず、まさに暗黒時代が到来していました。一方パ・リーグの福岡ダイエーホークスは、田淵幸一監督の1年目。実績ある投手が軒並み成績を落として「投壊」、12球団唯一のチーム防御率5点台でした。

で、カラーシミュレーション。阪神はいきなり手抜きみたいになってしまいました。そしてダイエーですが、イッセイミヤケによる派手なユニフォームのイメージはどうにも取り込めず、スタジアムジャンパーのイメージにしてみました。

●セ・リーグ5位:ヤクルトスワローズ/パ・リーグ5位:ロッテ・オリオンズ

ヤクルト……乳酸菌飲料っぽさはある?
ロッテのビジターユニをイメージ

1990年のヤクルトスワローズは、野村克也監督の1年目なんですね。開幕ゲームの巨人戦で篠塚が内藤からポール際にホームランを放ち、話題になりました。パ・リーグのロッテオリオンズは、金田正一監督(再登板)の1年目。村田兆治の現役最終シーズン。水上と高沢を放出してまで獲得した高橋慶彦が活躍できないとか、ディアズが捕手をやるとかありましたが、ダイエーがあまりにも弱く15ゲーム差で余裕?の5位。

ヤクルトのイメージは難しい……ロッテは、水色ベースのビジター仕様にしてみました。

●セ・リーグ4位:中日ドラゴンズ/パ・リーグ4位:日本ハム・ファイターズ

中日ドラゴンズに、見えなくもない
これは「あの頃の日ハム」っぽくなりました

中日は星野仙一監督が4年目。あれ?Bクラスだったっけ? ルーキーの与田が抑え投手として活躍したり今中が台頭してきた年だった印象がありますが、チーム全体では投手力が苦しいシーズンだったようです。日ハムはまだ白/オレンジ/黄色の時代で、近藤貞雄監督2年目、ウインタースの入団1年目。66勝63敗と勝ち越しての4位です。

中日も、これまたプロジェクトワンで再現するのは難しいです。日ハムはそれっぽくできたんではないでしょうか。

●セ・リーグ3位:横浜大洋ホエールズ/パ・リーグ3位:近鉄バファローズ

これは自信を持って横浜大洋と言えます
近鉄もまぁまぁ再現できたかと

横浜大洋ホエールズは借金2ながら3位。須藤豊監督の1年目で、投手は遠藤が抑えに起用され、先発で野村弘樹が開花、野手はパチョレックが首位打者を獲得。そしてパ・リーグの3位は近鉄。仰木彬監督の3シーズン目ですが、野茂英雄がルーキーイヤーで18勝を挙げたのが印象に残っています。ただ、阿波野をはじめとする他の投手がふるわず、ブライアントを筆頭とする強力な打線をもってしても3位どまり。

横浜大洋ユニはシンプルで再現しやすいかと思います。近鉄は白/赤/紺という色だけを見ると当時のロッテと同じになってしまうのが難しいところでしたが、順位が下のロッテをビジター仕様にして解決!?

●セ・リーグ2位:広島東洋カープ/パ・リーグ2位:オリックス・ブレーブス

広島カープ……阪神同様、手抜きといえば手抜き
試行錯誤の上、なんとかオリックス・ブレーブスっぽく

わずか貯金2、首位と22ゲーム差で2位だった山本浩二監督2年目の広島東洋カープ。佐々岡真司のルーキーイヤーで、44試合に登板してうち13試合が先発で6完投、残りの31試合はリリーフ登板でシーズン13勝11敗17セーブという、野茂や与田に劣らぬ鮮烈な印象を残しました。パ・リーグのオリックスはまだ「ブレーブス」で、上田利治監督は阪急から通算10年目。主砲は門田、エースは星野という時代です。

広島カープはただ赤くしただけ……でも、誰が見てもカープなはず! オリックスはなかなかうまく仕上がらなかったのですが、あれやこれやいじっているうちにそれっぽくなりました。

●セ・リーグ1位:読売ジャイアンツ/パ・リーグ1位:西武ライオンズ

巨人に、見えますか……
2018/3/5 巨人の別バージョンを追加!
ライオンズはあえてビジターふうで。郭泰源の速球のように!

読売ジャイアンツは2位の広島カープに22ゲーム差をつけ、ぶっちぎり。再登板2年目だった藤田元司監督のもと、斎藤20勝/宮本14勝/桑田14勝/木田12勝/香田11勝/槙原9勝。なにそれ。一方で森祇晶監督5年目の西武ライオンズも、オリックスに12ゲーム差を付けて優勝。秋山/清原/デストラーデは強力でしたね。渡辺久信が最多勝を獲得しています。

そして読売ジャイアンツと西武ライオンズが対決した日本シリーズは、なんと西武ライオンズの圧倒的な4連勝で終わるのでした。

プロジェクトワンのカラーパレットから巨人を再現するのが意外と難しくて、かといって水色ベースでビジターに逃げるのもなぁ……と考えたら、ちょっと苦しい感じになってしまいました。逆に西武ライオンズは、あの印象的なビジターのカラーでまとめてみました。

[2018/3/5 追記]巨人をもうひとつ作ってみた!キャップやジャンパーのイメージ。

それがどうした!という感じになっていますが、デザインの自由度が比較的高いカラーオーダーの場合は、何かモチーフを決めると良いのではないか——というのが、たぶん今回の趣旨です。

リンク: Trek Bikes – The world’s best bikes and cycling gear | Trek Bikes (JP)

リンク: Project One sale | Trek Bikes (JP)

リンク: 年度別成績 1990年 セントラル・リーグ | NPB.jp 日本野球機構

(Gen SUGAI)