ライトウェイプロダクツジャパンが、同社のオリジナルブランド「RITEWAY」の2018年モデルとして発表した「SHEPHERD(シェファード)」と「STYLES(スタイルス)」。
日本人に合った街乗り自転車として開発され、見た目の似ている両者ですが、どんな違いがあるのでしょうか。
●フレームとサイズ
SHEPHERDはフレームとフロントフォークの素材がアルミで、軽くてシャープな走りが特徴。
一方のSTYLESはクロモリ(スチール)フレームで、初めて乗ると少しゴツッとした印象を受けるかもしれませんが、振動吸収性に優れた素材でやさしい乗り味が特徴です。
SHEPHERDは、460(24インチ)、510(26インチ)、570(700C)と3種類のフレームサイズを用意。サイズによりホイールの大きさも変えています。
STYLESは490(26インチ)、550(700C)の2種類。やはり、サイズによってホイールも変えています。
●ブレーキとタイヤ
SHEPHERDのブレーキは、クロスバイクで一般的な「Vブレーキ」と呼ばれるもの。STYLESのブレーキは、ロードバイクやツーリングバイクの一部で使われる「キャリパーブレーキ」。両者のブレーキに互換性はありません。
タイヤの太さは、径が同じ700Cで比較すると、SHEPHERDは700×38C、STYLESは700×32C。STYLESのほうが少し細くなっています。
●ハンドル周り
SHEPHERD、STYLESともにフラットハンドルです。SHEPHERDはグリップがエルゴノミックタイプ、STYLESのグリップはレザー風です。また、フレームとハンドルをつなぐステムは、SHEPHERDが「アヘッド式」、STYLESが「スレッド式」で、STYLESのほうがクラシカルな見た目になっています。
●ギア
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フロントギアがシングルで、リアは8段変速。これは、SHEPHERDとSTYLESで共通です。
●ユーティリティ
こちらも、共通点。SHEPHERD、STYLESどちらも、キャリアやフェンダーを取り付けるための台座が備わっていて、フレームのダウンチューブと呼ばれるところの下側にまでボトルケージ台座が備わっています。ダウンチューブ下の台座は、主にツールケースを携行するのに使われます。
●価格とスペック
最後に、価格とスペックのおさらいです。
[SHEPHERD]
価格:55,800円(税別)
フレームサイズ:460(24インチ)、510(26インチ)、570(700C)
フレーム:6061アルミ
フォーク:6061アルミ
コンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:1×8
前ギア:700C=46T、26インチ&24インチ=48T
後ろギア:11-34T(8S)
タイヤ:700×38C/26×1.5インチ/24×1.5インチ
[STYLES]
価格:65,800円(税別)
フレームサイズ:490(26インチ)、550(700C)
フレーム:ダブルバテッド フルクロモリ
フォーク:ラグクラウン フルクロモリ
コンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:1×8
前ギア:700C=46T、26インチ=48T
後ろギア:11-34T(8S)
タイヤ:26×1.25インチ/700×32C
リンク: ライトウェイバイクブランドサイト
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。