ブリヂストンサイクル「GREENLABEL(グリーンレーベル)」の2017年モデルとして登場した「MARKROSA M7」は、スポーツサイクルとシティサイクルの特徴を併せ持った、20インチの小径車。従来「MARKROSA mini」として発売されていたのが、マイナーチェンジしたものです。
ホイールサイズは20インチと呼ばれる中でも「20×1-3/8WO」、ETRTO径が「37-451」というちょっと大きなもの。スタッガードフレームの小径車ながら、なかなかスポーティなルックスになっています。
そして冒頭にも書いた通り、スポーツサイクルとシティサイクルの特徴を併せ持っているのが特徴です。具体的には、外装7段変速やフロントVブレーキを採用している一方で、フロントにはハブダイナモとオートライトが付き、フロントキャリアも標準装備、そしてリアブレーキはシマノのローラーブレーキを採用しています。
フェンダーが付いていたり、クランクにチェーンケースが付いていたりするのも、シティサイクル的。もちろん、最初からスタンドも備わっています。
車体重量は14.3kg。スポーツサイクルとして捉えると、ちょっと重たいでしょうか。しかしシティサイクルの範疇の、いわゆる「ミニサイクル」として捉えると、14.3kgというのは悪くないのではないでしょうか。
筆者はマイナーチェンジ前の「MARKROSA mini」に試乗して、姉妹サイト「BRI-CHAN」で記事にしたことがありますが、想像よりよく走ります。小径車らしい漕ぎ出しの軽さは持ちつつ、7段変速を生かして(街乗り自転車としては)スピードを出すこともできます。
シティサイクル的な感覚と使い勝手で、適度にスポーティな走りが味わえる、面白い自転車です。
純正オプションでフロントバスケットやリアキャリアを取り付けることもできますよ。
価格は43,800円(税別)です。
情報源: MARKROSA M7|MARKROSA|BRIDGESTONE GREEN LABEL
情報源: ブリヂストンサイクル株式会社
マイナーチェンジ前の「MARKROSA mini」は、BRI-CHANで度々紹介しています。基本的な構成は現行のM7に踏襲されているので、参考にはなるかと思います。
リンク: 写真で見るGREENLABEL:かわいいルックスと小気味良い走りの「MarkRosa mini」 – BRI-CHAN
リンク: かわいい!便利!乗りやすい!「小さなマークローザ」がやってきました – BRI-CHAN
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。