クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクの多くには、ひとつの車種に複数のフレームサイズが用意されています。それは、ユーザーの体格に合わせた適切な自転車を提供するため。このフレームサイズが違うと、自転車の見た目も結構違ってきます。
例えば上の写真は、2015年のサイクルモードで撮影したDeRosaの「Nick」。サイズは46です。
そしてこちらは、同じNickの50サイズ。確かにどちらもNickですが、とくに「ヘッドチューブ」のあたりで違いが顕著です。
上の写真は、ブリヂストンのクロスバイク「CYLVA F24」の、いちばん大きな540mmサイズ。
一方こちらは、いちばん小さな390mmサイズ。
極端な比較ですが、これだけ違います。さらに、ハンドル幅やクランク長なども実は違います。
自転車は、自分の体格にあったものを選ぶことが大切です。一方で、サイズが違うと見た目も違います。自転車店で全てのフレームサイズを在庫してあることは稀というか、ほぼないのが現実。購入前にカタログだけでなくGoogleの画像検索などで、サイズによる見た目の違いを知っておくと、いざ購入した時に「あれ?なんか違う……」ということがなくて良いかもしれません。
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服にサイズがあるように、自転車にもサイズがあるのをご存知ですか? 今回はブリヂストン・グリーンレーベルの「CYLVA F24」を例に「自転車のフレームサイズ」について紹介します。どうしてサイズが設定されているのでしょうか。サイズによって自転車はどう異なってくるのでしょうか。
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。