GIANT(ジャイアント)が2017年モデルで登場させた「FATHOM」は、トレイルライド向けのアルミハードテール。日本の里山トレイルにもぴったりな構成になっています。
近年、GIANTのハードテールMTBはXCレーサー「XTC」が中心で、しかも2016年モデルからはアルミモデルが廃止されています。トレイルライドに向いたものとなると、ややエントリー向けの「TALON」シリーズしかありませんでした。そこに登場したのがFATHOMです。
ホイールサイズはもちろん27.5インチで、XTCシリーズやTALONシリーズよりも寝かされた67度のヘッドアングルを採用。フロントフォークのトラベル量は120mmとなっています。また、ドロッパーシートポストも標準装備。
上位グレードとなる「FATHOM 1」は、フロントフォークにOverDrive コラム仕様のSRサンツアー・AXON LO RCやリア11速のシマノ・SLXを搭載しています。
そして「FATHOM 2」はフォークをSRサンツアー・RAIDON XC LO R、メインコンポーネントをシマノ・デオーレとアリビオのミックス仕様(リア9速)としたセカンドグレードです。
価格はFATHOM 1が155,000円(税別)、FATHOM 2が120,000円(税別)。
ロードバイク乗りの人が初めてのMTBとして手に入れて、里山ポタリングを楽しんだり、友人知人と緩めの耐久レースにチャレンジしたりするのに、ちょうど良いのではないでしょうか。
詳細スペック等はGIANTのWebサイトでどうぞ。
情報源: 2017 Giant Bicycle [FATHOM 1]
情報源: 2017 Giant Bicycle [FATHOM 2]
リンク: Giant Bicycle
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。