ブリヂストンサイクルの街乗り自転車「GREENLABEL」の中でも、女性を中心に人気の「MarkRosa mini」。スタッガードフレームと20インチホイールを採用したこの自転車、街中や駅前の駐輪場などでよく見かけるので、人気車種であることは知っていたわけですが、実車を詳しく観察するのは今回が初めて。
MarkRosaシリーズがいくら人気と言っても、20インチのコンパクトモデルに対して、それほど大きな期待を抱いているわけではなかったというのが、正直なところ。その作りを見ても、あくまでも「スポーティでカジュアルなシティサイクル」であり、昔の「ミニサイクル」の延長線上にあるようにすら思えたのです。
しかし、じっくり眺めてみると、これがなかなか良い。外連味のないデザインのスタッガードフレームと、20インチの中でも径が大きい方の451サイズを採用したホイールが、絶妙にマッチしているし、パーツのコーディネートもしっかり考えられているように思います。
そして走り。アルミフレームの用いた車体はこのテの自転車としては軽い14.3kgという重量を実現。街乗りにちょうど良いギア非と相まって、意外とアップダウンがありストップ&ゴーも多い青山の街中を、スイスイと走ってくれるのでした。
おそらく、スポーツサイクルが好きな人の琴線に触れることは少ないであろうMarkRosa miniですが、ふつうのミニサイクルを買ったつもりの人がサイクリングの楽しさに目覚めてしまう可能性は、大いに秘めています。
というわけで、詳しくはBRI-CHANでどうぞ。
リンク: 写真で見るGREENLABEL:かわいいルックスと小気味良い走りの「MarkRosa mini」 – BRI-CHAN
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。