自転車で知らない土地を走っていると、いろいろと「不意」な状況に直面することがあります。川沿いを気持ちよく流していたらダートが現れて、どうせすぐ舗装路に戻るだろうと思ったら戻らない……とか(しかも対岸は舗装されてたり)。予想してなかったタイミングで雨に降られたりとか。しかし、ロードバイクならうんざりしてしまうそんなシチュエーションも、近年隆盛のアドベンチャーロードなら大丈夫。JAMIS(ジェイミス)のRENEGADE(レネゲード)シリーズなら、路面を選ばず、天候にも左右されずに自転車旅ができるでしょう。
●RENEGADE EXPERT
展示会の会場では、ブラックバーンやオルトリーブのバッグ類を装着した状態で並べられていたのが、カーボンフレームモデルのRENEGADE EXPERT(エキスパート)。シクロクロスでも純ツーリング車でもなく、アドベンチャーロード専用のジオメトリーが与えられ、オンロードでもオフロードでも快適で、かつ荷物を積んだときでも安定した走りを可能にしています。
前後ともに油圧ディスクブレーキとスルーアクスルを採用。メインコンポーネントはシマノ・105です。
ダウンチューブの下にもボトルケージ台座があり、フォークにも可能な台座が備わります。タイヤはノブが付いた700×36Cが標準で、フレームは40Cまで対応可能。また、リムはチューブレスレディとなっています。
RENEGADE EXPERTは48、51、54の3サイズを用意し、価格は、293,000円(税別)です。
●RENEGADE EXPAT
こちらはRENEGADE EXPAT(エキスパット)。細身のチューブが特徴です。また、EXPERTとは異なりシートステーにキャリアダボがあります。
こちらのモデルは、レイノルズ・520クロモリチューブを採用しているんです。
メインコンポーネントはリア10速のシマノ・ティアグラで、ブレーキは機械式ディスク。なお、クランクはFSA・ゴッサマーのコンプクトです。
フロントフォークはカーボンで、EXPERT同様にアクセサリー台座も備わっているのですが、リアはクイックです。
タイヤは700×36Cで、リムはチューブレスレディ。もちろんこちらのモデルも、タイヤは40Cまで対応します。
サイズは48、51、54、56、58と用意されます。価格は139,000円(税別)です。
●RENEGADE EXILE SORA/CLARIS
RENEGADEシリーズのエントリーグレードが、RENEGADE EXILE(エグザイル)。シマノ・ソラ仕様とクラリス仕様があります。写真はクラリス仕様です。
どちらも、機械式ディスクブレーキを搭載。EXILEのシートステーにもキャリアダボがありますが、一方でフォークのアクセサリー台座はありません。
ダウンチューブ下側のボトルケージ台座は、あります。
フレーム素材はアルミ。フロントフォークもアルミです。
700×36Cタイヤが標準で、40Cまで対応。そしてクラリス完成車でも、チューブレスレディのリムが採用されています。
クラリス完成車のフレームカラーは、写真のコスミックダスト(ブルー)の他に、グロスブラックもあり。サイズ展開は48、51、54、56、58を用意し、価格は95,000円(税別)です。
ソラ完成車は、カラーがアノインフェルノ(オレンジ)、フレームサイズが48、51、54、56となり、価格は105,000円(税別)です。
●RENEGADE ELITE
展示会では実物がありませんでしたが、カーボンフレームにシマノ・アルテグラを搭載した最上位モデル、RENEGADE ELITE(エリート)も、受注発注モデルとして「お取り寄せ可能」になっています。ただし、ブレーキは左前です。
サイズは48、51、54、56、58、61で、価格は490,000円(税別)です。
※画像は本国サイトより
情報源: renegadeelite
リンク: Jamis Bicycles – ジェイミスジャパン – Mountain Bikes, Road Bikes, Street Bikes
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。