マイペースで気張ることなく、しかし軽やかに自転車散歩を楽しみたい——そんな人に向けて、「日本のスポーツ車」を探求するARAYA(アラヤ、新家工業)が2017年モデルで登場させたのが「PRM SWALLOW Promenade(スワロー プロムナード)」です。
フレームタイプは2種類を用意。
こちらはダイヤモンド型フレームの<Gents>。バスケットはカスタム例です。
そしてこちらは、小さめのサイズのみ用意される<Mixte>です。どちらも、フレーム、フォークともにクロモリです。
展示会の会場でまず視界に飛び込んできたのは、Mixteのほう。
アラヤが取り扱っている「RALEIGH」のジャパンモデルにもミキストがあるのですが、それとはちゃんと作り分けがなされています。700Cのミキスト、かっこいいですね。
モデル名の由来になっている、プロムナードバー。大きくて前に曲げられているので、手首の角度が自然なものになります。
そしてクラシカルで長めのステムが、シュッとしています。
眺めていても楽しいです。
フロントギアはシングル。ギアガードとチェーンケースを標準装備。サンプルではチェーンケースの長さが足りていませんが、もちろん製品ではちゃんとしたものが付きます。また、2本足のスタンドが付いているのもわかるでしょうか。このスタンドも標準装備です。
リア8段変速(シマノ・アルタス)で、ハンドルに備わったマイクロシフトのサムシフターで変速操作を行います。
メッキ仕上げの砲弾ライト。
ライトの電源はハブダイナモから。
ダイナモコードは、フォークブレードに内蔵されます。
そして、アラヤが昔から使用していた「スワロー」を名乗るバイクとして、
ヘッドバッジ、
少し見にくいですが、フォークの肩の部分、
そしてフレーム等に、ツバメが描かれています。
カラーはスチールグレーとデザートカーキの2種類。フレームサイズは、Gentsが500mmと540mm、Mixteが450mmです。
価格は79,000円(税別)となっています。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
アラヤ エクセラ・スポルティーフのオーナーです。 素晴らしい内容と乗り味に感動しながら、充実した日々を過ごしています。
今回、アラヤ新車のこの紹介記事に目が止まりました。 プロムナード・ハンドル付きのクロモリ・ミキスト、素晴らしい仕上げですね。
こうして 次々と上質なクロモリ製の新車を意欲的に展開するアラヤの姿勢に驚き、高く評価しています。 カーボンだ… イタリアンだ… というトレンドが支配的な昨今、それに抗うような… とまでは言いませんが、「気高き孤高の道」を歩むアラヤの姿勢に強く共感するとともに、こうした記事を配信して貰えることに感謝したいです。