KONAのクロモリロード「TONK」と「PENTHOUSE」は、乗りやすい設計と太めのタイヤ、そして乗り心地の良いクロモリフレームを採用した、自由なライディングスタイルを楽しむためのロードバイクです。
まずは「TONK(トンク)」から。
2016年モデルまでは「HONKY TONK(ホンキートンク)」と名付けられていたこのモデルは、シクロクロスライダーであるエリック・トンキン(Erik Tonkin、シクロクロス東京にも来たことがある選手)のライディングスタイルに感銘を受けて作られたモデルとのこと。スローピングデザインで、懐かしさと現代的な雰囲気が同居しています。
細身のチューブが生み出すスタイルは、スチールフレームならでは。
レイズノル・520チューブが使われています。
ヘッドチューブ周りの様子。
フロントフォークの肩の部分。
フレームカラーはきれいなオレンジ。カラーの名は「Gloss Rust」ですから、ツヤ有りの錆いろ……ということでしょうか。
メインコンポーネントは、リア9速のシマノ・ソラ。クランクはFSAの50/34T、リアのスプロケットは11-32Tとなっているので、上り坂をのんびりとマイペースでこなすこともできます。
浅い溝が設けられた、KONAオリジナルデザインのサドル。
そして注目したいのがタイヤ。2016年モデルは700×28Cでしたが、この2017年モデルでは700×30Cとなりました。スピードを競うのではなく、(オンロードメインとしつつも)より幅広いシチュエーションで楽しむことができるロードバイクになりました。
サイズは49、52、54の3種類で、価格は109,000円(税別)です。
続いて「PENTHOUSE(ペントハウス)」。こちらは2016年モデルから登場しており、「TONK」の弟分といったところ。
基本的なスタイルはTONKと共通と言って良いでしょう。フレーム素材はKONAオリジナルのクロモリバテッドチューブです。
安価なモデルなのですが、なかなか雰囲気があります。
TONK同様、スローピングデザインやアヘッドステムを採用。
メインコンポーネントはリア8速のシマノ・クラリス。50/34Tのコンパクトドライブに、11-32Tのリアスプロケットという組み合わせです。
PENTHOUSEのカラーは明るい雰囲気の「Gloss Yellow」。
クラシカルな形状のサドルです。
PENTHOUSEも、700×30Cのタイヤが標準装備されています。
フレームサイズは49、52、54の3種類で、価格は92,000円(税別)です。
スタイリッシュなロードバイクでサイクリングを楽しみたいビギナーや、気楽に乗ることができるセカンド、サードバイクが欲しい人などにぴったりではないでしょうか。
リンク: KONAWORLD | カナダノースショアのMTBブランドKONA
※本稿執筆段階では製品情報未掲載です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。