これから初めてのスポーツ自転車としてクロスバイクを購入しようと考えてる初心者の方々のために、クロスバイクの特徴や、タイプ別おすすめクロスバイクについて解説します。また、クロスバイクに近い「フラットバーロード」も含めて、注目モデル18台も紹介します!

長い記事ですが、どうかお付き合いください。

2021年版はこちら!: 初心者におすすめのクロスバイク2021年版:通勤や通学に最適な1台を選ぼう! – CyclingEX

■初めてのスポーツ自転車ならクロスバイクがおすすめ

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クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイク(MTB)の中間的な自転車で、軽くて速くて、しかも乗りやすいという特徴を持っています。つまり、これからスポーツ自転車を始めたいと考えている初心者・ビギナーの人にとって、最適な存在と言えます。

しかし、今までシティサイクルしか乗ったことがない人にしてみれば、「ロードバイクとマウンテンバイク(MTB)の中間」と言われもわからないでしょうし、クロスバイクと言っても実にたくさんのメーカーやブランド、種類があって、どれを選んで良いかわからなくなってしまうかもしれません。

そこで、これからクロスバイクを購入したいと考えている方のために、クロスバイクの「性格」の見分け方、選び方を紹介します。

[追記]2018年版もできた!

関連記事: あなたにおすすめのクロスバイクはコレ!2017-2018年バイヤーズガイド – CyclingEX

■そもそもクロスバイクってどんな自転車?

クロスバイクとはどんな自転車でしょうか。他のカテゴリーと比較してみましょう。

 

<シティサイクル>

巷で「ママチャリ」などと呼ばれる、シティサイクルは、日常生活の中でよく使われる自転車です。自転車が歩道を走行するのが当たり前になってしまっていることもあり、低速度でのんびり走るのが得意分野。もちろん、使い勝手は最高です。

<MTB(マウンテンバイク)>

山みち、オフロードを走るための自転車が、MTB(マウンテンバイク)。ごついフレームと太いタイヤでオフロードの走行性能が優れているのは当然。街乗りにも使えるMTBというのも、存在します。

 

<ロードバイク>

舗装路を速く走るための自転車がロードバイクです。サイクルロードレースでもおなじみですね。細いタイヤとドロップハンドル、前傾姿勢が特徴です。ホイールは「700C」というサイズがほとんど。また、ハンドルをフラット形状にした「フラットバーロード」もあります。

<ミニベロ>

20インチ前後の小さな車輪を持った自転車です。シティサイクル(ママチャリ)の範疇だと「ミニサイクル」、スポーツ車の範疇だと「ミニベロ」と呼ばれるのが一般的。小さくてかわいい存在で、思いのほかよく走るものもあります。

 

<フォールディングバイク(折りたたみ自転車)>

クルマのトランクに積んだり、電車に載せたりするのに便利なフォールディングバイク(折りたたみ自転車)。折りたたんだ際のサイズを小さくするために、20インチ等の小さな車輪を採用しているものがほとんどです。

<クロスバイク>

クロスバイクは、MTBとロードバイクのメリットを併せ持った自転車と言われます。軽さと丈夫さを両立させたフレーム、ロードバイクと同じ「700C」サイズのホイール、そしてMTBとロードバイクの中間の太さのタイヤを装備するのが一般的です。

■クロスバイクにも種類がある

ユーザー層の広がりや楽しみ方の多様化に応じて、クロスバイクにもさまざまな種類が出てきています。

クロスバイクをさらにその構造によって分類すると、下記の4タイプになります。

・クロスバイクの基本形
・スピード系クロスバイク
・フロントサス付きのクロスバイク
・シティサイクル寄りのクロスバイク

そういう呼び名が決まっているというわけではありませんが、この記事では便宜上、このように呼ぶことにします。それでは4タイプについて、その内容と代表的な車種をみていきましょう。

●走りの軽さと安定感を兼ね備えた「クロスバイクの基本形」は誰にでもおすすめできる!

フロントサスペンションが付いていない、ごく一般的なクロスバイク。かつて、クロスバイクと言えばフロントサスペンション付きが当たり前の時代がありました。しかし、フロントサスペンションは乗り心地は良いのですが、どうしても重たくなってしまいます。そこで、サスペンションではない「リジッドフォーク」として、軽快感を重視するものが増えてきました。

今ではむしろ、このスタイルが「いかにも」という感じのクロスバイクです。シティサイクルからの乗り換えでも不安のない、ほどほどの太さのタイヤ、上体が起きた乗車姿勢で、日々の通勤通学から週末のサイクリングまで何にでも使うことができます。河川敷のフラットダートくらいなら、そのまま走ることもできるでしょう。

代表格として下記の製品を挙げておきます。

[おすすめクロスバイク 1台目] SPECIALIZED SIRRUS

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アメリカの大手ブランド、スペシャライズドの定番クロスバイク。サドルやグリップは、スペシャライズドならではの人間工学に基づいた設計となっています。

価格:55,000円(税別)

メーカーサイト Specialized Bicycle Components

関連記事: SPECIALIZED 2017年モデル:フィットネスライドにぴったりな定番クロスバイク「SIRRUS」シリーズ – CyclingEX


[おすすめクロスバイク 2台目] SHEPHERD SHEPHERD CITY

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シンプルで飽きのこないルックス、リラックスした乗車姿勢と軽快な走り、そして細かいところまでシマノ製パーツを採用したクロスバイク。日本のライトユーザーのために、使い心地を追求。

価格:53,000円(税別)

メーカーサイト: ライトウェイバイクブランドサイト

関連記事: RITEWAY 2017年モデル:日本人が日本人のために開発したクロスバイク「SHEPHERD CITY」 – CyclingEX


[おすすめクロスバイク 3台目] CANNONDALE QUICK 4

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キーワードは、VISIBILITY、CONTROL、COMFORT、そしてSPEED。フィットネスライドのための性能を追求し、光に反射するリフレクトデカールの採用するなど安全性にも配慮。

メーカーサイト: キャノンデール

関連記事: よりスマートになって登場したキャノンデールのクロスバイク「QUICK」2017年モデル – CyclingEX


[おすすめクロスバイク 4台目] BRIDGESTONE CYLVA F24

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丈夫で軽量なアルミフレームとパンクしにくいタイヤ、品質の高いパーツを採用するなど充実した内容で、初めてのスポーツ自転車としてぴったりの1台。

価格:52,800円(税別)

メーカーサイト: ブリヂストンサイクル株式会社

関連記事(2016年モデル): 写真で見るBRIDGESTONE GREENLABEL:はじめてのクロスバイクにおすすめな「CYLVA F24」 – BRI-CHAN

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[おすすめクロスバイク 5台目] JAMIS CODA SPORT

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クロスバイクの中では比較的珍しい、クロモリ(スチール)フレームを採用したモデル。スチールは振動吸収性に優れており、滑らかな乗り心地が特徴です。

メーカーサイト: Jamis Bicycles – ジェイミスジャパン – Mountain Bikes, Road Bikes, Street Bikes

関連記事: JAMIS 2017年モデル:クロモリフレームの定番クロスバイク「CODA」シリーズ – CyclingEX


[おすすめクロスバイク 6台目] TREK FX 3

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軽快感と安定感を両立させ、幅広シチュエーションでスポーツバイクの走行性能を味わうことができる人気モデル。高いユーティリティ性が確保されています。

メーカーサイト: Trek Bikes – The world’s best bikes and cycling gear (JP) | Trek Bikes

関連記事: TREK 2017年モデル:普段使いやフィットネスライドにぴったりな快適クロスバイク「FX 3」 – CyclingEX


[おすすめクロスバイク 7台目] SPECIALIZED Vita Sport

女性がフィットネスとして自転車を楽しむことを追求したクロスバイク。ベースとなっているのは、上でも紹介している「Sirrus(シラス)」というロングセラーモデルです。女性のためにフレーム設計やパーツを見直しています。

価格:76,000円(税別)

メーカーサイト Specialized Bicycle Components

関連記事: 2017年モデル版:女性におすすめのクロスバイク(2)「SPECIALIZED Vita Sport」 – CyclingEX

●ロードバイクに迫る走行性能に憧れる人には「スピード系クロスバイク」がおすすめ!

ある時期から「クロスバイクといえどもロードバイクに近い軽快感を!」ということで、フレームを軽量化、ホイールベースを短縮して旋回性能を向上、そして細めのタイヤを装備したクロスバイクが出てきました。

入門グレードのロードバイクに匹敵、ときには凌駕する性能を持ちながら、ロードバイクよりもはるかにとっつきやすく、ストリートで使いやすいのが特徴です。ただし、スポーツ自転車が初めての人の中には、スピード系クロスバイクのタイヤの細さや、クイックなハンドリングに不安を感じることもあります。

代表格として下記の製品を挙げておきます。

[おすすめクロスバイク 8台目] GIANT ESCAPE R3

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コンパクトな乗車姿勢に軽量なフレーム、そして700×28Cというクロスバイクとして細めのタイヤで、スピード系のクロスバイクを日本に定着させた立役者。いわゆる「鉄板モデル」のひとつ。

価格:50,000円(税別)

メーカーサイト: Giant Bicycle

関連記事: GIANT ESCAPE R3に2017年モデルが登場、価格は税別50,000円 – CyclingEX

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[おすすめクロスバイク 9台目] GIANT ESCAPE RX3

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ESCAPE R3よりもスポーティな走行性能が魅力。入門グレードのアルミロードバイクに匹敵、もしくは上回る性能を持つ軽量アルミフレームに、シャープなハンドリングを実現するアルミフォークの組み合わせ。

メーカーサイト: Giant Bicycle

関連記事: GIANT 2017年モデル:スポーティーな走りを楽しめるクロスバイク「ESCAPE RXシリーズ」は最初の1台にもセカンドバイクにもぴったり – CyclingEX

関連記事: GIANTが本格スポーツ性能をもつクロスバイク「ESCAPE RX」シリーズの2018年モデルを発表 – CyclingEX

[おすすめクロスバイク 10台目] FELT VERZA SPEED50

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高い剛性を持ちつつ、路面からの衝撃を吸収するために湾曲した「VRシートステー」を採用し、快適性も確保したスポーティなクロスバイク。

価格:55,800円(税別)

メーカーサイト: トップページ – FELT公式サイト | フェルト ロードバイク

関連記事: FELT 2017年モデル:快適性に優れたクロスバイク「Verza Speed 50」 – CyclingEX

[おすすめクロスバイク 11台目] LOUIS GARNEAU TIREUR

軽量なアルミフレームに、シマノのロードバイク用ホイール、そして700×28Cタイヤを組み合わせたスポーツ志向のクロスバイク。走りのシャープさとクロスバイクならではの優しさをうまく両立させています。

価格:58,000円(税別)

メーカーサイト: LOUIS GARNEAU / ルイガノ製品紹介

●未舗装路も走るアナタには「フロントサス付きのクロスバイク」がおすすめ!

比較的安価だけどタフなフレーム、700Cというロードバイクと同じ径のホイール、32C〜38Cとタイヤは太め、中級グレード以上はサスペンションのついたフォーク……といった構成です。「比較的安価」と書きましたが、このスタイルで10万円を超えるような上級モデルも存在します。

都会の人間、しかもクロスバイクからロードバイクへステップアップした人は「フロントサスペンションなんかいらない」と言いますが、実際のところ好みは人それぞれと言えるでしょう。郊外で、サイクリングロードに未舗装区間が多かったりするような場合には、このタイプもマッチします。一方で、車体が重たくなるのは弱点です。

海外ですと「トレッキングバイク」などと呼ばれ、根強い需要があります。また、スポーツ性を重視したモデルは「デュアルスポーツ」などと呼ばれます。

[おすすめクロスバイク 12台目] BE-ALL ALIZE TR1

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フロントサスペンションが付いたクロスバイクの中でも、フェンダー(泥除け)やキャリアを標準装備して実用性を高めたモデル。ジャケットスタイルでも様になる、パパチャリライクな1台。

価格:55,080円(税別)

メーカーサイト: BE・ALL / BonnetNoir | オフィシャルサイト / AKI Corporation

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[おすすめクロスバイク 13台目] MERIDA CROSSWAY COMFORT

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ラクチンなポジションとサスペンションと太いタイヤで、快適性を重視。スピードを出して楽しむといのではなく、のんびり、ゆったり、快適なサイクリングを楽しんだり、日常生活の中でスポーティな自転車を使いたいという人にぴったり。

価格:65,900円(税別)

メーカーサイト: メリダ -MERIDA-

関連記事: MERIDA 2017年モデル:ゆったりと快適なサイクリングを楽しめる「CROSSWAY COMFORT」 – CyclingEX

[おすすめクロスバイク 14台目] TREK DS 2

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軽量かつタフなアルミフレームに、700×38Cと太めのタイヤを組み合わせ、63mmトラベルのフロントサスペンション(ロックアウト付き)も装備。サイクリングの途中にダートが出現しても、気にせずそのまま走ることができる懐の深さをもつクロスバイク。

価格:79,000円(税込)

メーカーサイト: Trek Bikes – The world’s best bikes and cycling gear (JP) | Trek Bikes

関連記事: TREK 2017年モデル:オンロードもオフロードも楽しめるデュアルスポーツ・クロスバイク「DS 2」 – CyclingEX

●街の自転車屋さんとの相性抜群!?の、シティサイクル寄りのクロスバイク

一般的なクロスバイクのホイールサイズ、タイヤサイズについては下記で解説しますが、基本的にはロードバイクと同じホイールサイズです。しかし、中にはシティサイクルの規格を用いているクロスバイクもあります。

シティサイクルと同じホイールやタイヤを使用するメリットは、(スポーツサイクル専門店ではない)街の自転車屋さんや、ホームセンター、大型スーパーの自転車コーナーでも容易にパンク修理(チューブやタイヤの交換)対応ができる点にあります。

代表格として下記の製品を挙げておきます。

[おすすめクロスバイク 15台目] BRIDGESTONE ordina S5B

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シティサイクルでおなじみの27型ホイールを採用、そして何よりも内装5段変速とカーボンベルトドライブを搭載しているのが特徴です。

価格:57,800円(税別)

メーカーサイト: ブリヂストンサイクル株式会社

関連記事(2016年モデルの情報): 写真で見るBRIDGESTONE GREENLABEL:自転車通勤・通学にぴったり!カーボンベルトドライブ+内装5段の「ordina S5B」 – BRI-CHAN

[おすすめクロスバイク 16台目] BRIDGESTONE ordina S3F

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ordina S5Bと同様に27型のシティサイクルと同じタイヤサイズを採用し、泥除けやスタンドが標準装備された、実用性の高いクロスバイク。日常の使い勝手に優れているだけでなく、クロスバイクらしい走りの良さも魅力。こちらは21段変速がついています。

価格:54,800円(税別)

メーカーサイト: ブリヂストンサイクル株式会社

関連記事(2016年モデルの情報): 写真で見るBRIDGESTONE GREENLABEL:シティサイクル的な使い勝手を併せ持つクロスバイク「ordina S3F」 – BRI-CHAN

■見分ける上でのわかりやすい違いは「タイヤの太さ」

クロスバイクのキャラクターを見分けるポイントとしてまず挙げられるのは、タイヤの太さではないでしょうか。

クロスバイクで一般的な「700C」という径のタイヤの場合、タイヤのサイズ表記は「700×28C」や「700×32C」となっています。この「28」や「32」というのが、タイヤの幅で、数字が大きいほど太いタイヤということになります。

シティサイクルの感覚からすると、32C〜38Cあたりのタイヤであれば違和感がないはずです。28Cや25Cなどになってくると「こんなに細くてパンクしたり溝にはまったりしないかな?」と不安を抱く人もいます。

そして、ロードバイク的な性能を目指したスピード系クロスバイクなら、700×28Cのタイヤを標準装備するのが定番です。一方、安定感を重視するほど、タイヤは32C→35C→38Cと、太くなります。

■「ジオメトリー」もチェックしてみよう

キャノンデールのWebサイトより
キャノンデールのWebサイトより

上図は有名ブランド「キャノンデール」がQUICK 4の製品情報と併せて掲載している図および表です。

その人にとってどのサイズが最適かということは、体格や柔軟性、用途等によって変わってしまいますので、自転車店でご相談いただくとして、とりあえず「チェーンステー長(もしくはリアセンター)」「ホイールベース」をチェックしてみるとよいでしょう。

乱暴に言えば、リアセンターとホイールベースが長いほうが、直進安定性に優れた自転車になります。逆に短ければ、軽快感を狙った設計です。

■スタイルが似ている「フラットバーロード」もある

ロードバイクのハンドルを、フラットバーにしたものが「フラットバーロード」。ハンドル形状の違い以外は、ロードバイクそのものであることがほとんどです。タイヤが700×28C以下で、チェーンステー長やリアセンターが他のクロスバイクと比べてとても短い、ブレーキがロードバイク用のものになっている……といった特徴があります。

フラットバーロードバイクは、ブレーキもロードバイク用のものが付いています。クロスバイクには、だいたい「Vブレーキ」と呼ばれるものか、ディスクブレーキが付いています(今後、ディスクブレーキのフラットバーロードバイクも出てくでしょう。そうなると、見分け方はタイヤとジオメトリーくらいになります)。

※代表的な製品の紹介は、しばらくお待ち下さい。

[こちらはフラットバーロード 17台目] ROCKBIKES PRIDE phase3

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ブルホーンバーと呼ばれる形状のハンドルを装備し攻撃的なスタイルですが、ブレーキレバーやシフトレバーは手前側に取り付けられ、クロスバイクと同じように操作できます。フロントギアは48Tシングル、リアのスプロケットは11〜36Tで、ストリートでの使い勝手に特化しています。

価格:88,000円(税別)

メーカーサイト: Rockbikes / TOPページ

関連記事: ブルホーンになったROCKBIKES PRIDE phase3 – CyclingEX

[こちらはフラットバーロード 18台目] BRIDGESTONE CYLVA F16

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ロードバイクの軽快な走りを、フラットハンドルで気軽に楽しむことができるモデル。クロスバイク的に使うことができる一方で、純正オプションとしてドロップハンドル化キットも用意されているのがポイントです。

価格:76,800円(税別)

メーカーサイト: ブリヂストンサイクル株式会社

関連記事: 写真で見るBRIDGESTONE GREENLABEL:CYLVAシリーズ初のフラットバーロード「FR16」にはドロップハンドル化キットもあり! – BRI-CHAN

■クロスバイクの予算はどれくらい見ておけば良いか

「初心者だから予算は少なめにしたい」と考える気持ちはわかりますが、乗り物である以上、価格と品質、楽しさはある程度比例してしまいます。

できれば最低でも5万円は見ておきたいところです。7万円前後あれば、はじめてのクロスバイクとしては十分でしょう。もちろん、予算が許す限り、上級のグレードを購入したほうが、満足度が高いのは言うまでもありません。一方で、10万円を超えるクラスになってくると、今度は街中で駐輪するのに躊躇してしまいます。

というわけで、クロスバイク本体の予算は5〜10万円といったところでしょうか。

また、ポンプ(空気入れ)やパンク修理キット、最低限の工具、ライト、ヘルメット等々で、3〜5万円ほど見ておいたほうが良いでしょう。

■追記:もう2018年モデルが出ている!

これからはじめてスポーツ自転車を買う人はご存じない場合のほうが多いと思うのですが、スポーツサイクルは、いわゆる「イヤーモデル制」がとられています。毎年、モデルチェンジやマイナーチェンジを行うんです。とはいえひとつのモデルが毎年フルモデルチェンジをするというわけでもなく、カラーが細かいスペックが変わるだけのこともあります。

ESCAPE R3の2018年モデルは、2017年5月に発表された

関連記事: GIANTが定番クロスバイク「ESCAPE R3」の2018モデルを発表 – CyclingEX

この追記をしている2017年8月初旬の段階でも、すでの多くの「2018年モデル」が発表・発売されています。一方で、店頭にはまだ2017年モデルも残っています。まぁ、モデルイヤーの変わり目にあっては、それがニューモデルなのか、従来モデルなのかはあまりこだわらず、自分が「コレだ!」と思ったものや、ショップの話を聞いて「納得!」と思ったものを購入するのが良いのではないでしょうか。

RITEWAYはまったく新しい「SHEPHERD」を発表、しかし従来モデルも併売となる

関連記事: RITEWAY 2018モデル:フロントシングルと割り切りつつ拡張性もある「SHEPHERD」 – CyclingEX

というわけで、2018年モデル版の記事も作りました!

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■まとめ

乱暴にまとめますと、シティサイクルからの乗り換え、そしてシティサイクルの延長線上でゆったり乗りたいのならば、ホイールベースが長めでタイヤの太いモデルがおすすめです。スポーティで軽快感のあるクロスバイクが欲しいなら、タイヤが細めのものがおすすめ。なるべくロードバイクに近いものを……と考えるなら、フラットバーロードも良いでしょう。

もちろん、Web上で製品情報や数字を見ているだけでは、あなたにとって最適なクロスバイクを選ぶことはできません。「自転車ってどれも似たように見えて、結構違うんだな」ということを頭の片隅に置いていただきつつ、やはり自転車専門店で相談するのがいちばんではないでしょうか。

クロスバイクが欲しくてたまらなくなったら、自転車屋さんへGO!

というわけで、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

関連タグ: 2017年版初心者におすすめのクロスバイク – CyclingEX

関連タグ: 2017年女性におすすめのクロスバイク – CyclingEX

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[最終更新 2017.8.9]

(Gen SUGAI)

 



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