いよいよ日本でも配信された「Pokémon GO(ポケモンGO)」、みなさんもうプレイしましたか?
『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりするといった体験をすることのできるゲーム!
情報源: 『Pokémon GO』公式サイト
Niantic, Inc.、株式会社ポケモンは、本日、日本向けにスマートフォンアプリ『Pokémon GO』の配信を開始しました。
Pokémon GOをリリースしたNiantic, Inc.(ナイアンティック)といえば、位置情報を利用したゲーム「Ingress(イングレス)」がすでに知られていますね。Ingress×ポケモン=Pokémon GO、です。Ingressの「ポータル」が、Pokémon GOではアイテムを得ることができる「ポケスポット」になっているなど、両者には当然共通点があります。
Ingressでは、ポータルをめぐるのに自転車が便利でした。徒歩圏から少し離れたポータルをめぐるとか、ポータルがまばらなエリアでプレイするとか。CyclingEXでも、過去にIngressと自転車を絡めた記事を何本か掲載しています。自転車のハンドルにスマートフォンを搭載する例も、紹介しました。もちろん、走行中は操作しないことが大前提です。
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では、Pokémon GOの場合はどうでしょう。
今日、少し試してみた限りでは「Pokémon GOで自転車を活用できるのは、離れた場所に行くときだけ」という感想です。
Pokémon GOを起動すると、出てくるのがこちらの画面。
すでに海外では、おバカな事例から笑えない事故まで、いろいろ報じられているのはご存知のとおりです。
Pokémon GOを起動した状態でいると、ときどき野生ポケモンが現れますよね。上の写真は、移動中ではなくてドトールでアイスコーヒーをすすっているときに現れた野生ポケモンですが。
Pokémon GOの場合はボールを投げつけて野生ポケモンを捕獲するだけで、バトルは行いません。それでも、移動中に野生ポケモンが出てきたら、やはり立ち止まって捕獲したいと思うのがプレイヤーの性でしょう。
これ、自転車でやると、走行中は起動させているだけで操作はしないと心に決めたとしても、「結局チラチラとスマホの画面をみて前方不注意になる」「野生ポケモンが出てきて急に止まる」ということにつながる可能性がとても高いと感じました。また、ポケモンのたまごを孵化させるために何kmもノロノロと走行するというのも、ちょっと危ないように思います。
確かに自転車があれば、あちらこちらでプレイすることができて、楽しいでしょう。すでに「マッハ自転車」や「ダート自転車」を投入している方もたくさんいらっしゃると思いますが、あくまでも「移動手段」にとどめ、走行中はスマートフォンの画面をオフにしておく、もしくはカバンやポケットの中にしまっておくのが無難です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。