ブリヂストンサイクルが、子乗せ電動アシスト自転車のニューモデル「bikke GRI(ビッケグリ)」を発表しています。ブリヂストンサイクルが独自開発したアシストユニット「デュアルドライブ」と、チェーンではなくカーボンベルトを採用した「カーボンソリッドドライブ」が特徴です。
bikkeは、カラフルなオプションパーツや、大人用と共通イメージの子供車などを用意し、コーディネートが楽しめるシリーズです。その中核となるのが、幼児2人同乗基準を満たした電動アシスト自転車。
従来モデルは前後20インチホイールで、ヤマハ発動機製の電動アシストユニットを搭載していました。今回のbikke GRIでは、後輪を20インチ、前輪を24インチとしています。前輪は従来よりも大きくなっているわけですが、バスケットの位置などを見直すことによって、オプションのフロントチャイルドシートを、むしろ20インチよりも低く、ハンドルの回転軸に近いところに取り付けられるようになりました。
また、前輪が大きくなったことで、直進安定性に優れ、段差も乗り越えやすくなっています。身長の高い人が乗ったときに、自転車が小さく見えないというのもメリットでしょう。
電動アシストユニットは、ブリヂストンサイクルが独自開発した、フロントハブモーター方式の「デュアルドライブ」。後輪はベルトドライブなので、前後輪駆動ということになります。ブレーキをかけたときにフロントハブモーターにブレーキアシストがかかります。いわゆる回生ブレーキで、ブレーキ抵抗は充電器に蓄えられます(バッテリーが満充電の時や高温時・低温時には動作しない)。
エコモード時、フル充電で74kmの連続走行が可能となっています。
そしてbikke GRIでは、チェーンではなくカーボンベルトの「カーボンソリッドドライブ」が採用されました。注油不要で、従来のベルトドライブよりもダイレクトな踏み心地が特徴です。
bikke GRIは幼児2人同乗に対応しています。もちろん、幼児2人同乗基準適合車(自転車協会認証)マーク装着です。標準状態ではリアにチャイルドシートが取り付けられており、フロントチャイルドシートはオプションです。
オリジナルコーディネートが楽しめるオプションパーツを使用することで、ルックスに変化をつけることができます。
上の写真のように、サドルカバーとチャイルドシートの内張りを揃えることなども可能となっています。標準状態のデザインには詰めの甘さを感じますが、コーディネートすると、だいぶ印象が変わるようです。
2016年9月下旬発売予定で、価格は133,800円(税別)です。フレーム/フロントフォーク/ドライブユニット3年間、バッテリー2年間の製品保証、盗難に遭った場合に標準現金販売価格の30%で購入できる「3年間盗難補償」付きです。
ブリヂストンサイクル株式会社(社長:関口匡一)は、カラフルなパーツ(サドルカバー・チャイルドシートクッション等)をコーディネート出来ることで人気を博し、2012年の発表以来、順調に販売を伸ばしているブランド「bikke(ビッケ)シリーズ」より、両輪駆動の電動アシストシステム「デュアルドライブ」を搭載した子乗せ電動アシスト自転車(幼児2人同乗基準適合)「bikke GRI(ビッケグリ)」を、9月下旬より全国の販売店を通して新発売します。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。