自転車に乗っていて交差点で信号待ちをしているとき、路肩にオレンジ色の可憐な花が咲いているの見つけました。なかなかかわいい花じゃないか……と思いしばし眺めていたのですが、その後、幹線道路や川沿いのサイクリングロードを通りながら、思ったのです。
まず、一度気になって注意深く路肩等を観察していると、やたらと見かける花であることに気づく。
そして、初めて見たというわけではないけれど(花はもちろん、草の形状も長めの芥子坊主も見覚えはある)、かといって昔からこんなにオレンジ色の花が路肩に咲いていただろうか?
「春 路肩 オレンジの花」と検索してすぐに名前がわかりました。「ナガミヒナゲシ」です。
外来植物で繁殖力が強く、特定外来生物に指定されている植物よりもリスクが高いとの研究結果もあります。
リンク: ナガミヒナゲシはアレロパシー活性が強く、雑草化リスクが大きいので、広がらないようにする必要があります(農業環境技術研究所)
リンク: [PDF]春に気をつける外来植物:ながみひなげし(農業環境技術研究所)
とても繁殖力が強く、未熟種子にも発芽力があるとのこと。そして、近くの他の植物の生育を妨げるという厄介者なのでした。駆除するなら、花が咲く前に。
いくら花が可憐だからといっても、芥子坊主をバラして種をバラまくなんてことは、絶対にやめたほうが良いですね(自分が子供の頃にこれがあったら、絶対にやっていたと思いますが……)。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。