小田急多摩線の黒川駅近くに「汁守神社(しるもりじんじゃ)」という神社があります。変わった名前です。
石段の上に、鳥居があります。
石段を登っていくとさらに木でできた鳥居があり、その先に本殿があります。周辺は車の通行が多いのですが、石段の上には緑に包まれた静かな空間が広がっています。
そんな汁守神社の近くに昨秋、カフェができました。
木々を観察していると、ヤマガラが飛び回っていました。
庭の奥には、手作りのバイクラックも設置されました。私は決して軽いとは言えない29erを持ち上げるのがおっくうで(階段の上にあるので)下の方に自転車を置かせてもらっていたのですが、お店の方が「今度いらしたときはぜひ使ってください」と、やさしく声をかけてくださるのでした。
リンク: オン・ザ・ヒル コーヒー
話は戻って、汁守神社。
この神社はかつて、武蔵国の総社の大國魂神社(府中市)に供える汁物を調える役目を担ったことから汁守神社と呼ばれるようになったと言われている。
情報源: 汁守神社|あさおグリーン・ツーリズム
大國魂神社の「くらやみ祭」に汁物をあつらえ運んだというのが、もっぱらの説となっているようです。
今は、若葉台やはるひ野といった新しい街に住む人々の「ふるさと」となり、親しまれています。
※周辺は狭い坂道や農道が多いので、通行には十分ご注意ください
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
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