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  • 投稿の最終変更日:2016年5月17日
  • 投稿カテゴリー:コラム
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2ヶ月間ほど、ヤマハ発動機の前二輪スクーター「TRICITY(トリシティ)」をお借りしていました。

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街中の移動やプチツーリングでテストしていましたが、前輪がふたつあることによる安定感・安心感はさすがのもの。ただし、原付二種の125ccながら車体重量156kg(ABSモデル)という重量級であるがゆえ、巷でイメージされる125ccスクーターのような快速っぷりではありません。もちろん、遅いというわけでもないのですが。

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しかし、慣れてくると不思議なもので「別に速くなくてもいいか、遅いわけでもないし」と思えてきます。車体の大きさ、とくに幅があることも相まって、車列の合間をすり抜けていこうなどという気持ちも起きません。するとかえって、心に余裕が生まれるのです。

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気持ちとしてはデキのいいシティサイクルに乗っているような感じで、少し古い表現ですけど「かっ飛び系」とは対極にあります。

人は、パワーや機動力を手に入れると、どうしてもちょっと勘違いしてしまいがちなように思います。それが、自分自身の力であるかのように。

それは原付二種のスクーターにしてもモタードバイクにしても、電動アシスト自転車にしても人力のロードバイクにしても、そしてハイブリッドカーにしても同じではないでしょうか。

だからこそ、こういう平和な乗り物も、良いんじゃないか。

TRICITYで感じたことは、自転車と付き合う上でも役立つような気がしました。それが具体的にどういうことなのかは、まだわかりませんが。

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リンク: トリシティ125 – バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社

(Gen SUGAI)