スペシャライズドの公式ブログで、日本で展開されていない電動アシストMTB「Turbo Levo FSR」が紹介されていました。
私たちは、トレイルライダーがこのTurbo Levo FSRにどのような反応を示すかを知りたく思いました。そこで浮かんだのがマット・ハンター。彼の他に適材はいません。予想通り、彼はTurbo Levo FSR に対して聞き慣れた意見を私たちにぶつけました。「本音を言うと、乗りたくないな」。
情報源: マット・ハンターと新しい電動アシストマウンテンバイク Turbo Levo
「乗りたくない」とは、マット・ハンターさんも正直な反応。実際のところ、多くの人が人力こそ最高であると考え、人力であることに精神性を求めていることは言うまでもありません。
でも、実際にトレイルで乗ってみて、上りが好きではないライダーの顔が浮かんだというマット・ハンター。
「バイクに跨り、ペダルを漕ぐとすぐに、ダウンヒルが好きで、この辺りのトレイルも好きな仲間の顔がすべて浮かんだ。でも彼らは漕いで登るのが好きじゃない。すごいライダーたちだけど、なぜだかクロスカントリーレースはやらないんだ。『こいつにあいつ…』と、次々に顔が浮かんだよ。仲間の家まで乗ってみてこう思った。こりゃ、すごいバイクだって」。
急な斜面を電動アシストで軽々と登り、もちろん下りもしっかり楽しめるMTBがあったら、(バッテリーのある限りは)トレイルを存分に楽しめるでしょうね。ただ、日本ではいろいろとコンフリクトが起きそうです。
製品情報(US): Specialized: Turbo Levo FSR Expert 6Fattie
リンク: Specialized Bicycle Components
リンク: スペシャライズド公式ブログ
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。