2008〜2009年に日本の広島東洋カープに在籍して、MLBに移籍した黒田博樹投手の穴を埋める活躍を見せたコルビー・ルイス投手。2010年のシーズンからテキサス・レンジャーズに復帰し再びエース級の活躍を見せていますが、故障がちで十分なトレーニングができずに増えてしまった体重を落とすのに、ロードバイクが役に立っているそうです。

Colby Lewis from the Stretch

この写真、後ろにケビン・ユーキリス選手が写ってますね。

それはさておき。

レンジャースでプレーする元広島コルビー・ルイスの大幅な減量が話題となっている。週に320kmのロードバイクで12kgの減量に成功したというルイス。万全の状態で36歳のシーズンに備える。

情報源: 【アメリカの眼】ダルとチームメイト、元広島の助っ人投手の大減量成功が… | マイナビニュース

元記事として紹介されているのは、こちら。

SURPRISE, Ariz. — Colby Lewis said the first day on his road bicycle was tough. But when you spend $10,000 to get started, you don’t quit after just one ride. “I told my wife, ‘I don’t know if I’m going to be able to do that,’“ the Rangers right-hander said Friday at Spring Training camp. “I was breathing through my mouth and my throat was burning and my body didn’t want to cool down. A couple of days later, though, I got back on the bike and I didn’t stop.“

情報源: Rangers Colby Lewis bikes his way to fitness | MLB.com

上記記事は2月の配信ですが、それより前の1月に、テキサス州のニュースサイトでも同様の話題が紹介されていました。

Colby Lewis showed up to the Texas Rangers Winter Caravan event Thursday night touting the benefits of cycling and with ideas of taking the dive into the carbon-fiber end of the bicycle pool.

情報源: Texas Rangers pitcher Colby Lewis rides his way to drop in weight | The Star-Telegram

テキサス・レンジャーズと言えば、2015年シーズンはダルビッシュ有投手が肘の故障に伴うトミー・ジョン手術で全休。そんな中で200イニング以上を投げた17勝を挙げて地区優勝に貢献したのが、ルイス投手です。彼自身がトミー・ジョン手術で2013年シーズンを棒に振っているのですが、2015年は完全復活を印象付けたと言えます。

しかし、実際には満身創痍だったようで、昨シーズン終了後には膝の手術を行っています。

昨年10月に右膝の手術を受けたが、回復は順調でスプリングトレーニングには万全な状態で参加できる見込みだという。

情報源: 【米国はこう見ている】元広島ルイス、レンジャーズと1年7億円で再契約 右膝手術も万全「心配ない」 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

膝に負担をかけないトレーニングメニューとして、サイクリングを勧められたようです。

アメリカのメディアでは「S-Works Tarmacに乗っている」と紹介されています。mlb.comの記事に掲載されている画像を見ると、スペシャライズドのバイクであることは間違いありません。

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とりあえず「S-Works Tarmac Dura-Ace」の画像を貼っておきますね。

週に320kmのサイクリングをこなし、120kgあった体重を108kgにまで落としたとのこと。逆に、膝に不安を抱えてかつ体重オーバーの状態で、よく1年間エース級の働きをしたな……と思うのですが、2016年シーズンはベストに近い体重で、得意のスライダーをビシビシ決めてくれるに違いありません。

リンク: スペシャライズド

リンク: Colby Lewis Stats, Fantasy & News | texasrangers.com

(Gen SUGAI)