TREK(トレック)のロングライド向けロードバイク「Domane(ドマーネ)」シリーズは、シートチューブとトップチューブが独立した設計になっており、チューブがしなることで高い振動吸収性能を実現しています。
そんなDomaneシリーズの末弟が、アルミフレームの「Domane 2.3」です。
ふつう、ロードバイクのトップチューブとシートチューブはしっかりつながっています。アルミフレームなら溶接されていますし、カーボンフレームなら接着されていたり、モノコックで一体になっていたりします。
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Domaneの「シートチューブとトップチューブが独立」とは、どういう状態でしょうか。ここに、TREK独自の「IsoSpeedテクノロジー」が採用されています。
この部分で、ふつうなら固定(アルミフレームなら溶接)シートチューブとトップチューブが、固定されていません。ピボットを介しているので完全に離れているわけではありませんが、少なくとも「固定はされていない」状態です。これにより、シートチューブをしならせることが可能になっています。
そんなIsoSpeedテクノロジーを採用し、上体が起き気味のポジションでロングライド向けとしたのが、Domaneシリーズ。そしてシリーズ唯一のアルミフレームモデルが、このDomane 2.3です。
アルミフレームでもIsoSpeedテクノロジーによりショック吸収性を高めているほか、フロントフォークも高いショック吸収性と直進安定性を持っています。手への衝撃を和らげる素材を使ったバーテープや、穴あきのサドルなど、使用されるパーツも快適性にこだわっているため、ロングライドを楽しむのにぴったりの1台です。
コンポーネントはシマノ・105、価格は199,000円(税込)となっています。
TREKのコンセプトストア「バイクプラス」のWebサイトに、Domane 2.3の詳しい解説が載っています。
情報源: TREK(トレック) Domane 2.3(ドマーネ 2.3)|自転車情報サイト|バイクプラス
2013年モデルでカーボンのDdomaneが登場した際に、IsoSpeedについて解説したコンテンツもありました。
情報源: TREK DOMANE(トレック ドマーネ)6/5/4 2013年モデル|自転車情報サイト|バイクプラス
製品情報は下記からどうぞ。
情報源: Domane 2.3 | Domane | Endurance race | Road | バイク
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。