SPECIALIZED(スペシャライズド)のロードバイクといえば、フルカーボンのTARMAC(ターマック)やエアロロードのVENGE(ヴェンジ)が花形ですが、アルミフレームのALLEZ(アレー)シリーズも長い歴史を持つ人気モデル。

そのALLEZシリーズの中でも上位グレードとなる「SPECIALIZED ALLEZ DSW」は、高品質なアルミ素材を用いて、フレームの構造や溶接方法を徹底的にブラッシュアップしたフレームを持つ、軽くて剛性が高いアルミロードバイクです。

ALLEZ DSW SL COMP
ALLEZ DSW SL COMP

フレームを軽くかつ高剛性なものにするには、乱暴に言えば強度が必要なところはしっかりと作りつつ、それほど強度が必要でないところは薄く作る必要があります。ALLEZ DSWでは、溶接の接合部をハイドロフォーミング(液圧)成形することでこれを実現しています。

ALLEZ DSW SL COMP
ALLEZ DSW SL COMP

そして、溶接部分の余分な材料を極力取り除くことで、フレームが自然な動きをして、重量も軽くなっています。

シマノ・105完成車の「ALLEZ DSW SL COMP」は、上1-1/8インチ, 下1-3/8インチのテーパヘッドと、フルカーボンのフロントフォークを採用。価格は189,000円(税込)です。

[2016/1/5追記]その後価格が改定されました。新価格は150,000円(税込)です。

ALLEZ DSW ELITE
ALLEZ DSW ELITE

一方、シマノ・ティアグラ完成車の「ALLEZ DSW ELITE」はテーパーヘッドではなく、フロントフォークもアルミコラムのカーボンフォークとすることで価格を抑えています。

ALLEZ DSW ELITE
ALLEZ DSW ELITE

COMPの方がOSBBという独自のBB方式を使っているのに対して、こちらのELITEはねじ切りのBBなので、後々いろいろコンポーネントを交換したい人は、こちらの方がやりやすいかもしれません。

ALLEZ DSW ELITEの価格は159,000円(税込)です。

[2016/1/5追記]その後価格が改定されました。新価格は138,900円(税込)です。

どちらもジオメトリーはレーサー寄りのものなので、レースシーンに憧れる人にはぴったり。サイクリングでも、ポタリングよりはしっかりとスポーツ走行を楽しみたい、トレーニングしたいという人に向いているでしょう。

リンク: スペシャライズド・ジャパン

関連記事: 15万〜20万円クラスのアルミロードバイク2016年モデルを15台ピックアップ | CyclingEX

(Gen SUGAI)




須貝 弦

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。

1件のコメントがあります

コメントは受け付けていません。