FELT(フェルト)のロードバイク「F」シリーズには、カーボンフレームのモデルとアルミフレームのモデルがあります。今回はアルミフレームの中では最上位グレードとなる「F75」を紹介。
アルミのロードバイクというと、ミドルグレード以上ではCANNONDALE CAAD12シリーズ、エントリーモデルでもCAAD8が話題の中心のように思いますが、FELT F75もなかなかのもの。
フレーム素材を7005アルミで、設計思想自体はカーボンのFシリーズと共通なので、ジオメトリーはレース志向。見た目もカーボンのモデルとよく似ています。よく言えばシンプル、悪く言うと特徴がないルックスです。しかしBB周辺の歪みを最小限にしてスプリント性能を高め、一方でフレームの縦剛性を最適化して快適性も確保しています。
フロントフォークはカーボン(アルミコラム)です。2015年モデルはカーボンモノコックでしたが、アルミコラムに戻したのは、コストや、10万円代半ばのロードバイクを使うユーザー層を考えてのことでしょうか。
今、ロードバイクのBB規格には様々なものが存在する中、このF75はJIS(ねじ切り)規格のBBです。昔ながらの方式ですが、結局のところいちばん安心できるものではないでしょうか。そして、シートポストもごくごく一般的な27.2mmサイズ。専用形状だとそれしか使えませんが、27.2mmなら他のシートポストをいろいろ試すこともできますね。
メインコンポーネントはシマノ・105。チェーンリングは50/34T、スプロケットは11-28T(11速)が付いています。
カラーはマットブラック、グロスホワイトの他に、とても派手なフルオロレッドがあります。
実車を見ても、本当に派手です!
サイズは480、510、540、560、580の5種類で、重量は8.8kg。価格は158,000円(税別)となっています。
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
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