FULCRUM(フルクラム)のブースには当然ながらたくさんのホイールが展示されていましたが、個人的な注目はこちら、「RACING QUATTRO LG」です。
従来は「RACING QUATTRO」という商品名で、ハブをダブルシールにした「CX」モデルもある……というものでしたが、新製品では通常版とCX版という2本立てはそのままに、新たに「LG」の文字が入っています。
35mmというリムハイトは、従来どおり。
変わったのはリムの幅で、内幅が15Cから17Cへと太くなりました。これに伴い、推奨するタイヤ幅も、25C〜50Cとなっています。ただ、完成車メーカーではこのRACING QUATTRO LGに23Cのタイヤを組み合わせて試験した結果「問題なし」と判断しているところもあります。「ETRTO」の推奨値からは外れるので、いちおう断っておきます……という感じでしょうか。
フリーは、シマノの10/11S、カンパニョーロの9/10/11Sに対応します。
価格は、通常版の「RACING QUATTRO LG」が54,000円(税別)、ダブルシール仕様の「RACING QUATTRO LG CX」が54,500円(税別)となっています。
リンク: FULCRUM | RIOGRANDE
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。