CANNONDALE(キャノンデール)の2016年モデルといえばアルミロードのCAAD12が話題ですが、こちらも負けていません。キャノンデールが「NEW ROAD」とカテゴライズしている「SLATE(スレイト)」シリーズです。
いわゆるグラベルロードですが、他のブランドの製品と大きく違うのは、このSLATEが650Bホイールを採用している点。650Bは700Cよりも径が小さなホイールサイズですが、そこに42Cという太いタイヤを組み合わせることで、全体としては700×23Cと同等の径を実現しています。速くて、トラクション性能が良くて、快適性もある……そんな性能を狙っています。
そして、フロントサスペンションも装備。もちろん片持ちの「Lefty」です。ストローク量は30mmと小さいので、オンロードでの走りを損なうようなことはなさそう。見た目のインパクトもあります。
価格は、「SLATE ULTEGRA」が470,000円(税別)、「SLATE 105」が390,000円(税別)。
他のブランドではグラベルロードに廉価モデルを設定することが多い中、上級モデルのみで勝負するのも、キャノンデールらしい感じがします。
リンク: Cannondale Japan | キャノンデール・ジャパン
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。