先月のしまなみ海道サイクリング(といっても来島海峡大橋を渡っただけに等しいのですが)の相棒は、ジャイアントストア今治でお借りした2013年モデルのGIANT DEFY 3でした。
この頃のDEFY 3にあって、現行2016年モデルのDEFY 3には無いもの。それがこちら。
サブブレーキレバー(補助ブレーキレバー)です。主に、ドロップハンドルのブレーキレバーを握るのことに不安がある、ブラケット部ではなく手前側を握ることが多い……といったビギナーでも、安心してブレーキ操作ができるように取り付けられています。
サブブレーキレバーが付いたこのDEFY 3に、2日間で80kmほど乗りました。サブブレーキレバー付きのロードバイクでまとまった距離を走るのは、実はこれが初めてです。
実際に使ってみての感想は「便利」の一言。ゆったり目のペースで集団走行をしているとき、ドロップハンドルの手前を握って乗車姿勢を楽に保っている状態でもブレーキをちょっとだけ当てて速度コントロールをするといったことができるし、街乗りのときはサブブレーキレバーだけで停止することもありました。
ただ、そもそもDEFY 3に標準で装備されているテクトロ製ブレーキ(R340)の効き/感触がイマイチなのが残念。これがせめて105のブレーキだともうちょっと良いのでは……と思いますが、価格を考えると難しいでしょうか(でもブレーキはケチらないでほしいなぁ)。
ちなみに2016年モデルのDEFY 3にサブブレーキレバーはありませんが、DEFY 4(85,000円、税別)には装備されています。
リンク: 2016 Giant Bicycle [DEFY 4]
また、GIANT製品で言えば、オン・オフどちらもいけるフレンドリーなスポーツバイクというコンセプトの「ANYROAD」はシリーズ全グレードでサブブレーキレバーが採用されています。
例えば、最上位グレードの「ANYROAD COMAX」(210,000円、税別)。
リンク: 2016 Giant Bicycle [ANYROAD COMAX]
フルカーボン、ディスクブレーキ、サブブレーキレバーという組み合わせは、なかなか貴重かもしれません。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。