ロードバイクらしい高いオンロード性能を確保しつつ、路面を選ばずに走破できるスポーツバイクが各社から続々と登場しています。一般的には「グラベルロード」と呼ばれることが多いこのジャンルですが、JAMIS(ジャイミス)は「アドベンチャーロード」と銘打って「RENEGADE(レネゲード)」シリーズを投入しています。
RENEGADEシリーズの最廉価モデルである、「RENEGADE EXILE」。
6061アルミのフレームは、JAMIS独自のSSTデザイン(フレームサイズによってチューブの径を変えて、どのサイズでも自然な乗車フィールが得られるようにしたもの)が採用されています。
キャリアダボが付いているので、旅仕様にもできます。
人物とかぶってしまって少々わかりづらいですが、ボトルケージ台座も3つ用意されています(ダウンチューブの下にもある)。
タイヤは700×35Cが標準で、フレームクリアランスは40Cまで対応しています。
フロントフォークはアルミ。そしてブレーキはテクトロのメカニカル式で、ローター径は160mmです。
メインコンポーネントは、リア8速のシマノ・クラリスです。フロントは50/34Tのコンパクトクランクで、リアのスプロケットは11−32T。クロスバイク的なギア比となっています。この手のジャンルは、エントリーグレードをシマノ・クラリス仕様として価格を下げているメーカーが多いですね。
カラーは写真のアノパラジウムの他、アノボンファイア(オレンジ)があります。サイズ設定は48、51、54、56cm、価格は105,000円(税別)です。
また、上位モデルとして「RENEGADE EXPAT」があります。
こちらは、レイノルズ・520を採用したクロモリフレームです。フォークはカーボンで、15mmスルーアクスル仕様となっています。
ブレーキはTRPのメカニカル式、メインコンポーネントはリア10速のシマノ・ティアグラとなっています。サイズは48、51、54cm、価格は160,000円(税別)です。
そして、アメリカからの取り寄せとなりますが、こんな高級モデルも。
フルカーボンの「RENEGADE ELITE」です。フルカーボンでもキャリアやフェンダーが取り付け可能な実用性を持ち、通勤やツーリングでも使えるという欲張りな1台です。価格は633,000円(税別)。
詳しくは、JAMISのWebサイトでどうぞ。
リンク: Jamis Bicycles – ジェイミスジャパン – Mountain Bikes, Road Bikes, Street Bikes
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。