ロードバイクをベースとしつつオンもオフもいけるGTのグラベルロード「GRADE」シリーズは、2014年秋に2015年モデルとして登場。この秋発表された2016年モデルで2シーズン目を迎えます。
7月に2016年モデルの先行発売分としてアルミフレームの普及価格帯モデルが発表されていましたが、10月の展示会ではカーボンフレームの上位モデル(写真左)も登場していました。
●GRADE CARBON 105
2015年モデルでは2車種あったカーボンフレーム版ですが、2016年モデルでは1車種だけが日本に投入されます。
製品名にあるとおり、シマノ・105完成車です。ブラックのフレームにブラックのコンポーネントなので、全体の雰囲気は渋くまとまっています。
やや細めに見えるフロントフォークは、ディスクブレーキの制動力に耐える剛性は持ちつつ、しなることで振動吸収性を高めています。15mmスルーアクスル仕様です。
タイヤは700×28Cが標準ですが、35Cのブロックタイヤまで対応します。
GTならではのトリプルトライアングルフレーム。路面からの突き上げをトップチューブにも分散することで乗り心地をよくしています(いちばん小さな510サイズは、トリプルトライアングルではなく通常の形状)。
細身のシートステーは、グラスファイバーのコアとカーボンのアウターレイヤーにより、剛性と快適性を両立しています。
サイズは510、530、550の3種類。価格は338,000円(税別)です。
●GRADE ALLOY 105
アルミフレームの上位モデル「GRADE ALLOY 105」も改めて紹介しておきます。
クラリス仕様はブレーキがテクトロの機械式ディスクでしたが、GRADE ALLOY 105ではTRPのワイヤー引き油圧ディスクとなっているのも特徴です。
アルミフレームでももちろんトリプルトライアングルですが、こちらは左右のシートステーにブリッヂが渡してあります。
サイズは480、500、510、530、550の5種類で、2015年モデルと比較して大きいサイズが1つ減り、小さいサイズが2つ増えています。価格は168,000円(税別)です。
先行発売されていた分の紹介記事は、下記からどうぞ。
関連記事: 35Cタイヤも装着可能なGTのグラベルロード「GRADE ALLOY」シリーズ
関連記事: GT2016年モデル:グラベルロードをフラットハンドル化した「GRADE FB COMP」
製品の詳細については、ライトウェイプロダクツジャパンのGT公式Webサイトでどうぞ。
リンク: GT公式サイト | ジーティー MTB
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。