ライトウェイプロダクツジャパンが取り扱うブランド「FELT(フェルト)」のロードレーサー「F Carbon」シリーズ。ここ数年は大きなモデルチェンジをしておらず、人によっては「地味」という印象を抱くかもしれません。しかしその中身は「オーソドックス」ゆえの魅力があります。
Fシリーズにはカーボンフレームとアルミフレームがありますが、今回紹介するのはカーボンフレームのほう。上の写真は、完成車としてはもっとも上のグレードとなる「F4」です。
パッと見てすぐ気がつくのは、ワイヤー類が内装されていないこと。電動コンポへのアップグレードにも対応しています。
カーボンのシートピラーは一般的な形状で、径は27.2mmです。
メインコンポーネントはシマノ・アルテグラ。クランクは52/36T、スプロケットは12-25Tが装着されています。そしてBBはJIS。以前はBB30でしたが、2015年モデルでねじ切りになっています。
ちなみに、フレームセットのみで販売されるより上位のグレードは、2016年モデルでもBB30が採用されています。
マットシルバーにカーボンブラックという、シンプルなカラーリングです。
以下、F Carbonシリーズの完成車ラインナップを紹介します。
●F4
シマノ・アルテグラ完成車
価格:328,000円(税別)
●F5
シマノ・105完成車
価格:248,000円(税別)
●F6
シマノ・ティアグラ完成車
価格:218,000円(税別)
ジオメトリーははっきりとしたレース向けのもので、基本性能については定評あるF Carbonシリーズですが、一般的なシートピラーやねじ切りBBといったオーソドックスな構成は、補修やカスタムのことを考えても魅力的です。
詳細は、ライトウェイプロダクツジャパンのWebサイトでどうぞ。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。