東京の虎ノ門付近で、路地をウロウロして目的の建物を探し歩いているとき、外堀通りに出た……とします。
「あっちかな?」と、文科省方面を見る。
実はこの歩道、右側の車道よりが普通自転車通行指定部分のようなんです。
反対側から見ると……
あ、標識あったわ。
この標識、虎ノ門駅の階段を上がってきても、あまり目に入りませんし、路面の色分けも、決してわかりやすいとは言えるものではありません。一般の人よりはよっぽどこのテのものを気にしている自負がある私でも、ときどき忘れます。この日も一度、港区自転車シェアリングのポートを探しているとき、この存在を忘れてスマホ片手に車道よりを歩いている自分がいました。
こんなの無理なんです、はっきり言って。
意味がない。低コストで整備できるといっても、効果ゼロ。結局ムダです。
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。