先月、京急蒲田で開催された、「ARAYA」と「RALEIGH」を擁する新家工業の展示会。ブース内をふらふらと歩いていると、鈍い銀色のフレームが目に入りました。
「ん、クロモリにこんな渋い仕上げのモデルが出たのか」と思って近寄ってみると。
お、ステンレススチール。
実は、RALEIGHジャパンの2016年モデルではカーボンフレームが廃止となり、新たにフラッグシップとして登場したのが、このステンレススチールフレームの「CRS(Carlton Stainless Frame-set)」なのでした。
ダウンチューブ。見きれそうになっていますが、Wレバー台座が付いています。
1−1/8インチのインテグラルヘッド。
リヤエンド、チェーンステーを後方から。フェンダー用ステーを装備(ボルトが出ているほうはチェーンフックとして利用可能)。
ちょっと見にくいですが、チューブメーカーのステッカーが貼ってあります。
書かれているメーカー名は「CARPENTER」。このチューブ、ステンレススチールの中では硬すぎることがなく、理想的な強度と剛性を実現しているとのことです。
サイズは480、520、540の3種類で、重量はフレーム単体で1,550g(480mm)。
そして注目したいのは、その価格。フレームセットで232,000円(税別)となっています。従来のステンレススチールのイメージからすると、かなりリーズナブルです。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。