レース等での落車とは関係なしに、街乗りやサイクリングで自転車に乗っていて、転びそうになったことありますか? もしくは転んでしまったことは? 今日は、街中に潜む「コケそう」なポイントをひとつ紹介します。
ここは、とある郊外にある川沿いの道路です。サイクリングロードではなく、一般道。
継ぎ目って、こんなふうになっているんですね。コンクリートとアスファルトに段差がありますし、鉄の構造物も危険な香りがします。
コンクリートとアスファルトの境目には隙間もあります。23Cのタイヤなら、ずっぼりはまりますね。ここに、ついついタイヤが取られてしまう……というのが、ありがちなパターン。
とくに、橋のある箇所で道路を横断するとき、しかもこの写真のように信号もないところですと、一時停止をすることになります。そして再発進のとき、ついヨロッ……と段差に近づいてしまうというわけです。低速時ですと、そんなことでも転んでしまう原因になります。
手前からやってきて、左折して橋を渡りたいときも要注意。一時停止して再発進して、走り出しの極低速で左に曲がると、継ぎ目の段差に浅い角度で入ってしまい、ズルッ……といってしまいます。
自分はわかっていても、ビギナーの人といっしょに走っていると、その人が転んでしまうこともあります。まぁ、私など下手なので、未だに「おっと……」ということがありますが。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。