かねてから予告されていた通り、GIANT(ジャイアント)のクロスバイク「ESCAPE RX」シリーズがフルモデルチェンジして発表されました。今回は「RX 2」と「RX 3」の紹介です。
展示会の写真はESCAPE RX 3のもので紹介します。RX 1の記事と重複する部分もありますが、ご容赦を。
こちらは、RX 3のカタログ写真です。
では、各部を。
従来のRXシリーズ同様シャープな造形で、ケーブルが内装式になっています。
トップチューブ〜ハンドル周り。トップチューブの前方にあるケーブル穴は、実際の製品では逆サイドになるそうです。
RX 3は新型でもアルミストレートフォーク。RX 2ではカーボンフォークとなります。
RX 3のクランク。シマノ・アセラで、ギアは48/36/26Tです(RX 2も同様)。
リアディレーラーは、RX 3ではアルタス、RX 2ではアセラです。スプロケットは、どちらも11−32T(9速)。
新しいRXシリーズは湾曲したシートステーが特徴ですが、後方から見るとこんな感じです。
ちなみに、タイヤはもちろん700×28Cです。
エルゴノミック形状のグリップ。
スポーツ性能と、パッドなしでも乗れる快適性を両立させたサドル。
わかりにくい写真ですが、RX 3、RX 2ともに、シートポストがD型断面の「D−FUSE」となりました。前後にしなることで振動吸収性に優れるとのことですが、GIANTオリジナルなので、他社のシートポストと互換性はありません。また、シートポストキャリアも使えません。RX 3のシートポストはアルミ、RX 2ではカーボンです。
全体を見ますと、RX 1の記事でも触れた通り、よりスポーツ性能のほうへ振った、そして質感を高めたモデルチェンジとなっています。シティバイクとしての性質を持つ「ESCAPE R 3」や「ESCAPE AIR」とのキャラクター分けは、よりはっきりしたのではないでしょうか。
カラーと価格の紹介です。まずは「ESCAPE RX 3」から。
サイズは370(XXS)、430(XS)、465(S)、500(M)、555(ML)mm、重量は10.3kg(465mm)、価格は69,000円(税別)です。
続いて「ESCAPE RX 2」です。
サイズは430(XS)、465(S)、500(M)、555(ML)mm、重量は10.3kg(465mm)、価格は80,000円(税別)です。
なお、ESCAPE RX 1の紹介記事については、下記をどうぞ。
GIANT 2016年モデル:新設計のフレームにTIAGRAを搭載したスポーティなクロスバイク「ESCAPE RX 1」
リンク:ジャイアント
[2016/7/6 追記]2017年モデルはこちら。
関連記事: GIANT 2017年モデル:スポーティーな走りを楽しめるクロスバイク「ESCAPE RXシリーズ」は最初の1台にもセカンドバイクにもぴったり – CyclingEX
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
ピンバック: GIANT 2016年モデル:新設計のフレームにTIAGRAを搭載したスポーティなクロスバイク「ESCAPE RX 1」 | CyclingEX
ピンバック: 2015年モデル版・初心者のためのクロスバイクの見分け方・選び方 | CyclingEX
ピンバック: あなたにおすすめなのはどのタイプ?2016年モデル版・初心者のためのクロスバイクの見分け方・選び方 | CyclingEX