ブリヂストンサイクルのスポーツ車ブランド「ANCHOR」では、カラーオーダーできることが魅力のひとつになっていましたが、2016年モデルではその内容が新しくなります。
レーススタイル/エッジスタイル/シンプルスタイル/レーシングカラーの4種類。ただし、レーススタイルとレーシングカラーは同時設定されません。また、レーススタイルが設定されているモデルにはシンプルスタイルが設定されません。新カラーオーダーシステム導入の過渡期ということもあり、少々わかりにくくなっています。
まず単色の「シンプルスタイル」から説明すると、フレームカラーは最大33色、ロゴカラーがブラック/ホワイト/シルバーから選択できます。また、表面仕上げがノーマルクリア/シャーベットクリア/ハードマットクリアから選べます。
シンプルスタイルを選択した完成車の例です。
細かいことですが、ロゴに変化があります。
アンカーのファンならすぐに気づくかもしれません。
わかりますか?
ついに?ようやく?ロゴのアウトラインがなくなりました!
続いて「エッジスタイル」。
ブラックを基本として、トップチューブとチェーンステーに差し色が入ります。
この差し色の部分が、最大33色から選択可能です。
完成車例です。
エッジスタイルが選択できるのは、RS9のフレームと「ELITE」、RS6のフレームと「ELITE」、XR9のフレームと「ELITE」です。
ちなみに、カラーオーダーができない一部の車種にも、このエッジスタイルの配色が採用されています。
続いてレーシングカラー。
写真はロードバイクの「RS8」ですが、2015年から継続のモデルの多くには、従来通り(新デザインもありますが)レーシングカラーが設定されます。
最後に、レーススタイル。
ハイエンドモデルだけに設定される、チームカラー。具体的には、RT9、RS9、XR9にだけ設定されます。
今のところ「最上位モデルは“レーススタイル”でブランドのイメージを伝える」「“ELITE”グレードには“エッジスタイル”を設定して、ブラック基調の統一したイメージを保ちつつ、色を選ぶ楽しみを持たせる」という方向性になっているようです。
というわけで、少しわかりにくくはあるのですが、そのうちANCHORのWebサイト内で新しいカラーシミュレーターも公開されるそうなので、そのときにはいろいろシミュレーションして遊んでみたいと思います。
リンク: ブリヂストンのスポーツバイク アンカー|anchor
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。