「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」を制定している、愛媛県。この条例の中には、自転車利用者の励行事項として「自転車乗車時に乗車用ヘルメットを着用」という項目が含まれています。そして、このヘルメット着用を県民に浸透させるためには、まず県庁が模範を!ということで、今年2月10日には愛媛県庁部局長会の名で、「県職員の自転車乗用ヘルメット着用宣言」なるものが出されました。
また、愛媛県では県立学校においてヘルメット着用を義務化し、自転車通学ではない生徒にも着用してもらうという方針を打ち出しています。通学用の中でも比較的スポーティなものが選べるようで、購入金額を全額補助=実質無償となっています。
自転車に乗る生徒の安全のために、愛媛県内の全ての県立学校が2015年度から、自転車通学生のヘルメット着用を義務化することが18日、分かった。自転車通学生ではない生徒を含め、全ての約3万人にヘルメットを無償で配布する予定という。県教育委員会は「都道府県レベルでの取り組みは全国で初めて」としている。
引用元: 自転車通学生の命守れ ヘルメット義務化へ | 愛媛新聞ONLINE.
さて、今回は愛媛県の「県職員の自転車乗用ヘルメット着用宣言」を受けて、愛媛県職員の皆さんにおすすめする街乗り用ヘルメットを挙げてみたいと思います。
●KOOFU BC-Glosbe
OGKカブトの新ブランド「KOOFU」から登場した、シティライドにも対応するデザインのヘルメット。Glosbeと書いて「グロッスベ」と読むそうです。レースにも使える性能を持ちながら、ちょっとビンテージっぽい雰囲気も持っています。サイズはS/MとL/XLの2種類で、価格は12,500円(税別)です。
●GIRO REVERB
GIROの街乗りヘルメット「REVERB」。昔のレース向けヘルメットをリバイバルさせたデザインは、クロスバイクでも小径車でも、もちろんロードバイクでも似合ってしまいます。原付スクーターのヘルメットと同じような感覚でかぶることができますよ。シンプルなグラフィックなので、ステッカーをペタペタ貼るのも良いでしょう。サイズは3種類、価格は10,000円(税別)です。
愛媛県内に取り扱い販売店が無いのが残念ですが、これならシティサイクルでも違和感ありません。
●モンベル サイクルヘルメット
アウトドア総合ブランドの「モンベル」がリリーススする、その名もずばり「サイクルヘルメット」。安価ですが、取り外しできるバイザー、ダイヤルによるフィッティングなど、スポーツサイクル用のヘルメットとして必要な機能を押さえています。2サイズ展開で、価格は5,600円(税別)。
●BELL STOKER
ベルの「ストーカー」は、MTBで山道に分け入って行く人のためのヘルメット。しかし、後頭部を包み込む形状を持つMTB向けヘルメットは、街中でも安心感を与えてくれます。バイザーは角度調整が可能ですが、前傾姿勢が強いと視界を遮る可能性があるので、上体が起きたポジションの自転車向けと言えるでしょう。
STOKER / ストーカー MTB(マウンテンバイク)用ヘルメット- BELL/ベル~世界水準の自転車用ヘルメット.
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。