【ROCKBIKES × CyclingEX タイアップコンテンツ】
日本のストリートにマッチしたバイクを次々と送り出す、2012年に設立された新興ブランド「ROCKBIKES(ロックバイクス)」を紹介するシリーズの第2弾。今回は、ROCKBIKESに惚れ込んだショップ「K&M CYCLE」を訪ね、ROCKBIKESの魅力を伺いつつ、人気のフラットバーロード「PRIDE Phase2」のカスタム例を見せていただきました。
JR阪和線の上野芝(うえのしば)駅近くにある「K&M CYCLE 上野芝店」は、2014年6月にオープンした新しい自転車店。オーナーの中垣道成さんは、音楽業界からアパレル業界を経て自転車店に勤務の後、自らのショップをオープンさせました。
中垣さんが大事にしているのは、「より品質が高くて安全な自転車を販売すること」と「メンテナンスの重要性をしっかりと説明すること」。中垣さんは「それほど高価な自転車でなくても、メンテナンスをしっかりと行うことで、長く乗って楽しむことができます」と話します。
そんなK&M CYCLEにおいていちばん人気のあるブランドが、実は「ROCKBIKES」なのです。今回は、ユーザーさんに納車される直前の「PRIDE Phase2」を見せてもらいつつ、中垣さんにROCKBIKESの魅力について伺いました。
※追記:2015/9/20現在の価格は74,000円(税別)
K&M CYCLEでROCKBIKESが人気な理由、それはずばり「中垣さんがお客さんにROCKBIKESをオススメするから」なのですが、なぜオススメするのでしょう。
「ROCKEBIKESの良いところは、他メーカーの同ジャンル・同価格帯の自転車と比べると、スタイルが良くてクオリティが高いことです。使っているパーツも、細かいところまでよく考えられていると思います。例えば、ボルト。世の中の自転車パーツには、高価なパーツでもボルト類は大したことが無いものを使っているケースが見受けられます。完成車についてくるものでは、ネジ山の精度が低くてまともに回らないものも多々あります。ところがROCKBIKESは、細かいところまでステンレスボルトなんです。自分でバラしてみて、びっくりしました」
もちろん、鉄のボルトには「ねじれに強い」というメリットもあるのですが、5万円〜10万円程度の自転車は屋外で保管されるような使い方が多く、ボルトが錆び付いて見た目が悪くなったり、固着してしまったりというデメリットもあります。そこでROCKBIKESでは、ステンレスボルトの使用にこだわっています。
中垣さんが、PRIDE Phase2のチェーンリングを示しながら、さらに話を続けます。
「これから自転車を買おうとする人も、ネットである程度調べているので、コンポーネントのグレードを気にします。このPRIDEの場合はシマノ・ソラが使われているのですが、クランクとチェーンリングはROCKBIKESのオリジナル品です。シマノじゃないのか……と思われる方もいると思いますが、このチェーンリングが、シマノならティアグラよりは上の剛性があります。だから、フロントの変速がしっかりと決まるんです」
シマノのコンポーネントに、シマノ以外のものを混ぜる、いわゆる「ミックスコンポ」は、コスト削減が主目的である場合が多く、比例して性能も落ちることが多々あります。しかしROCKBIKESの場合はコストダウンを目的としているわけではなく、パーツをすべて吟味してスペックインした「意味のあるミックスコンポ」であり、性能を落とすことはありません。
「ROCKBIKESは、ホイールも良いですよ。メーカーオリジナルのホイールは精度が出ていないものが多いですが、ROCKBIKESについているホイールは精度が良く、しかも初めからかなりしっかりと組まれています。その他、ハンドルやペダルなども、他メーカーの同価格帯の自転車より良いものが使われていますね」
さて、今回紹介するROCKBIKESの人気モデル「PRIDE Phase2」は、アルミフレームのフラットバーロードバイク。700×28Cのタイヤを標準装備しており、クロスバイク的に乗ることができるモデルです。しかし、ストリートを強く意識したROCKBIKESらしく、フレームの性能はロードバイクそのもので、シャープな加速力を実感できる設計となっています。
「PRIDE Phase2は、まずはフラットハンドルで乗って後からいろいろカスタムしたい人や、700×28Cのタイヤを使いたいという人にオススメですね。ROCKEBIKESらしく、この手の自転車としてはポジションが低めになるのですが、トップチューブは短めになっていて、決して乗りにくい自転車ではありません。そして何よりかっこいいですよね。他の自転車と並べてみたときにかっこよく見えるというのは、大事です(笑)」
こちらのユーザーさんは、いきなりドロップハンドル化を選択しています。
今回のドロップ化カスタムはオーナーが女性で、体格に合わせて日東のコンパクトなドロップハンドルを選択。前後のディレーラーはそのまま使用するので、デュアルコントロールレバーはシマノ・ソラを使用しています。PRIDE Phase2はパーツがブラックで統一されているので、ソラのデュアルコントロールレバーもぴったりマッチします。
ハンドルに巻かれたチネリのバーテープも良い味を出しています。
スエード調のサドルは標準装備です。
エンド部にはこんな工作も(写真は別カラーのもの)。
このPRIDE Phase2、希望小売価格は69,120円(税込)。K&M CYCLEでは新車からのドロップ化カスタムなら工賃無料なので、これにSORAのディアルコントロールレバーやハンドル、バーテープを足しても、10万円に収まるというわけです。前回紹介したクロモロリードのENVYとはまた違った雰囲気ですし、PRIDE Phase2をはじめからドロップ化して楽しむというのも、確かに面白そうです。
※追記:2015/9/20現在の価格は74,000円(税別)
最後に中垣さんが、こんなふうに話してくれました。
「最初のうちは、ROCKBIKESをオススメしても、新興ブランドということもあって“は?それ何?”っていうリアクションだったんですよ(笑) でも、実車を見てもらって、試乗してもらうと、その良さが伝わるんです。細かいところのパーツの良さ、精度の高さといったものはぱっと見では伝わらないので、わかってもらえるだろうか……という不安があったのも確かです。でも、その不安はすぐに吹き飛びましたね。買ったユーザーさんがとても喜んでくれる。そして、口コミでROCKBIKESが広まっていくんです。最近は“ネットで見たんだけど……”という方も増えましたね」
次回は、9月に梅田にオープンしたばかりの「K&M CYCLE中崎店」を訪ねます。
ROCKBIKESオフィシャルサイト http://rockbikes.jp/
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須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。