引き続き、各ブランドの2015年モデルの情報をお届けしています。今回は「Tern(ターン)」のフォールディングバイクの中でフラッグシップモデルに位置する、20インチの「Verge(ヴァージュ)X20」です。
2015年モデルでは、マットブラックに赤いロゴの組み合わせになりました。
なかなか渋い仕上がりです。
中央から横に折れる方式。
ホイールも、ブラックリムに赤いロゴです。そして、フロントフォークはエアロデザイン。これはヴァージュシリーズの中でも上位モデルだけの装備となります。
Ternのバイクはこの角度からの眺めがかっこいい!
クランクセットはFSA SL-K(カーボン製、チェーンリングは55/42T)で、リアディレーラーは、SRAM・XO。変速は前2×後10の20スピードです。
折りたたみ状態は、このようになります。重量は9.8kgなので、輪行もラクラクですね。
価格は338,000円(税別)と、フラッグシップなだけに安くはありませんが、実車はとても渋くて迫力があります。個人的にもちょっと心が動いてしまいました。
ヴァージュシリーズの上位モデルをもうひとつ紹介しておきましょう。
ターンとしては初のドロップハンドルモデル「Verge X18」です。ブルホーンバーのものはありましたが、ドロップは初。
シフターはシマノ・ソラ、リアディレーラーはアルテグラという、ちょっと変わったコンポ構成になっています。リアハブとカセットスプロケットに小径車専用コンポのシマノ・カプレオ(9速)を使いつつ、なるべく良いパーツを……ということのようです。チェーンリングは53/39T、カセットスプロケットの歯数は9-26Tです。
折りたたみ状態。
こちらの「Verge X18」は、重量10.3kg、価格は236,000円(税別)です。
なお、Ternの代理店はこの9月より、エヌビーエスからアキボウに移動しています。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。