大阪府警の調査によると、高齢者の中には「車の方が止まってくれる」と考えている方が一定数いるようです。
自転車を利用する府内の高齢者のうち、4人に1人が「車の方が止まってくれる」と誤った認識でいることが17日、府警の聞き取り調査で分かった。「自転車は一時停止しなくてもいい」と考えている高齢者も2割以上いたという。府内では、自転車による死亡事故の死者は大半が高齢者。府警は「正しい自転車の交通ルールを知って」と呼びかけている。
引用元: 自転車の高齢者、4人に1人「車の方が止まってくれる」 大阪府警調査 – MSN産経ニュース.
割合はともかく、高齢者に限った話ではないような気もしますね。
ところで、こういう道路があって。
なんの変哲もない道ですが。
左側の路地からみるとこんな感じ。
こういう道路において、
この白線の内側には絶対に「他の車両」は入ってこないと信じている人が、どうやら世の中にはいるようです。そして、自転車で、曲がるほうだけ見て車道に出てくる。
赤い線の動線で、出てくる。右など見ずに。
(Google ストリートビューの画像なので、ここに写っている自転車の方はもちろん無関係です)
ポイントは「クルマは入ってこない」ではなく「他の車両は入ってこない」、つまりクルマだろうが自転車だろうが何だろうか、とにかく自分以外はこの白線の内側には入ってこない……そう考えているとしか思えないのです。
そして「もし他の車両が来ていても、そっちが止まってくれるだろう」と考えていると、想像されます。
そういう行動を取る人にインタビューしたことはないので、想像でしかありませんが。
ケガしたり人をケガさせたりしたくはありませんので、こちら側が気をつけるしかありませんね。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。