しまなみ海道自転車道利用促進協議会が、自転車等専用道のうち急カーブのある一部区間法面に、安全対策としてマットを設置、そのマットに掲載する協賛広告の募集を始めています。しまなみ海道の自転車通行料を無料化するための財源を確保するという狙いがあるそうです。マットより広告がメインかな?
同協議会は、協賛金をしまなみ海道自転車道の環境整備に使うほか、橋梁区間の自転車通行料金を無料化する地元負担金の財源とする考え。橋梁区間の自転車無料化は早ければ7月にも実施の方向で、地元自治体と国土交通省などが調整している。
引用元: しまなみ海道の自転車道で急カーブにセーフティーマット設置 「広告スペース」として活用 – cyclist.
場所はこのへん。
マットおよび広告のスペースはこんな感じ。
願わくば、広島県下の心の広い企業がひとまず一括で契約し、下りカーブで注意が必要であることが視覚的にわかるデザイン等、意味のあるものにしていただきたいと思います。そして「無料化のため」とうのであれば、3年という契約期間の間に、財源について抜本的に考え直してほしいものです。もっと他に良い方法があるのではないでしょうか。
協賛広告の募集要領等は下記リンクから。常石グループさんあたり、一括していかがですか?
「しまなみ海道自転車道利用促進協議会」では,橋梁区間の通行料金の無料化や,更なる利用環境向上を進めるにあたり,その財源を確保するための取組みを行います。
引用元: 【しまなみ海道サイクリングロード】セーフティーマット設置協賛企業の募集について – 広島県ホームページ.
ちなみに愛媛県も協賛広告看板をつのっています。
愛媛県では、瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化につきまして、今年度の夏休み頃の実施を目標に、関係機関と調整中であります。このうち、地元負担につきましては、その一部について民間の皆様の力をお借りしたいと考えております。
具体的には、しまなみ海道周辺に、広告料を頂いた企業等のPR看板を設置する「瀬戸内しまなみ海道スポンサー事業」を実施し、同自転車道の利用促進(地元負担への一部充当含む)や利便性向上等に、有効活用したいと考えております。
引用元: 愛媛県庁/「瀬戸内しまなみ海道スポンサー事業」のスポンサー募集について.
ただしこちらについては「セーフティーマット」ではなく、単純に「案内看板」に広告を入れるようです。
スポンサー企業・団体等の皆様には、しまなみ海道自転車道の利用促進(無料化に必要な地元負担の一部充当を含む)及び利用者の利便性向上に必要な経費の一部として、3年間分の広告料に見合う料金相当額(年額30万円以上)を負担していただきます。その代わりに、愛媛県がしまなみ海道自転車道沿線及び周辺の道路施設に設置する案内看板に、スポンサー企業のPR広告や企業名等を掲示します。
引用元: 愛媛県庁/「瀬戸内しまなみ海道スポンサー事業」のスポンサー募集について.
セーフティーマットなどという一見もっともらしい理由をつけるよりは、シンプルですね。
なお、現行の通行料は、
来島海峡大橋 200円
伯方・大島大橋 50円
大三島橋 50円
多々羅大橋 100円
生口橋 50円
因島大橋 50円
……となっています。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。