ジロ・デ・イタリアを見ていると毎日のように落車があり、ライダーが地面を滑り、身体を痛めています。
走っている選手たちは、サイクルロードレースとはそういうリスクのあるものだとわかっているはずです。ただ、それにしても、サイクルロードレースって軽装だよな〜と、思う今日この頃。もちろん、身体を激しく動かすスポーツだからというのはわかりますが、あれだけ毎日選手がケガしているというのも。
そして落車によるケガのリスクは、当然ながら私のような「ただの自転車乗り」も抱えています。週末にロードバイクに乗って、コケてアスファルトに叩き付けられて、ケガして仕事に影響が……みたいなことは、走るシチュエーションがサイクリングだろうが草レースだろうが、避けたいものです。
ヘルメットはもちろん被りますが、それ意外にももうちょっと、ライダーのカラダって守られても良いのではないでしょうか。
そこでひとつ思い出したのが、「BIORACER」のビブショーツ「RP-SKINPROTECT-BL01」です。
世界的なケミカル企業DSM社との共同開発で実現した、ライダーをケガから守るサイクルショーツです。その秘密は、耐摩耗性にとても優れるDyneema(ダイニーマ)という繊維素材。これをショーツの左右と腰の部分に使用することで、万が一の落車のときでも生地が裂けることを防ぎ、ライダーの皮膚の損傷を最小限に抑えます。
引用元: BIORACER ビブショーツ RP-SKINPROTECT-BL01 | PRODUCTS | CaLORS.
後方からの画像。
左右のサイドと、腰の部分にプロテクション効果のある生地が用いられています。
素材メーカーのテスト動画がこちら。
このビブショーツは19,000円(税別)とそれなりに高価ですが、万が一落車したり事故にあったりしてもなるべくケガをしない、カゲの程度を抑える……ということを考えたら意義のある出費でしょう。
そして、さらに思い浮かべたのが、こちら。
シックスシックスワンのMTB用スーツ「661 SUB GEAR SS SHIRT」、9,500円(税別)。
ショートスリーブタイプ。ライデイング時に装着していても違和感がない、新しいマウンテンバイク用スーツです。Tシャツのようで守るべき箇所はしっかり守ってくれるすぐれものです。通気性も良いので暑い時のライデイングも快適にすごす事が出来ます。
引用元: [661 SUB GEAR SS SHIRT] funfancy.
そして、
そしてショーツの「661 SUB SHORT」、6,800円(税別)。
腰回りをカバーしてくれるプロテクターです。 パンツ/ショーツ下に着用します。 下着をはくような感覚で、ライド時にも違和感が無く装着できます。
引用元: [661 SUB SHORT] funfancy.
こういうものがロードバイク向けにアレンジされて登場するなんてことも、十分あり得るのではないかと思っています。シックスシックスワンがウェア提供するロードチームだって、あり得るかも?(もちろん100%私の妄想です)
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。