4月1日から消費税が8%になりましたが、それでもやってまいりました、毎年恒例「20万円で始めるロードバイク」。上がってしまったものは、しかたありません。予算コミコミ20万円で、しかも通販ブランドではない、ちゃんとしたショップで購入できる商品でロードバイクライフをスタートさせたい!という方のために「例えばこんなのありますよ?」というのを、今年も紹介したいと思います。
まずは「グッズ編」から。はじめて本格的なスポーツバイクを買う人の場合は、いろいろとグッズも揃えなくてはなりません。それらも込みで「予算20万円」というのが、この記事の設定です。今回は前編として、グッズを紹介していきます。
もちろん、もっと安い物もあります。ただひたすら安い物が良いという方は、そういう情報を検索してください。例えば、3万円以下のロードバイクだって世の中にはあります。運と根性と修理費用があれば、3万円のロードバイクで日本一周することも可能ですし、脚さえあればヒルクライムレースで勝利することも可能なのですから。
それでは、まいりましょう!
なお、価格はすべて税別となっています。
●ヘルメット
頭部を保護してくれる、ヘルメットです。
LAZER ネオン 6,500円
●アイウェア
日射しだけではなく、小石や木の枝などから目を保護してくれます。
BBB インパルス スモーク 8,000円
●グローブ
手のひらを保護し疲労を軽減。万が一転倒してズサーってなったときも、手のひらをケガから守ってくれます。
BBB クールダウンIII 2,100円
●前後ライト
夜間の路面を照らすと同時に、他車から見つけててもらいやすくする必須グッズです。
TOPEAK ハイライト コンボ USB 5,800円
●ビンディングシューズ
スポーツとしてロードバイクに乗りたいなら、やはりビンディングペダルを使いたいところです。近所のコンビニに行くためなら、話しは別ですが。というわけで、まずはビンディングシューズ。
シマノ SH-R064 9,000円
●ビンディングペダル
ひとまずロード用のもっともベーシックなものを挙げておきます。
シマノ PD-R540 5,600円
ちなみにシューズ&ペダルは、ツーリングや自転車通勤に使うのであれば、MTB用を選ぶというのもアリです。
●ソックス
ビンディングシューズで使うのにぴったりな、薄手の自転車用ソックス。
パールイズミ アタック レーシング ソックス 1,100円
●アンダーシャツ
吸湿速乾性にすぐれたアンダーシャツです。
パールイズミ クールアンダー ノースリーブ メッシュ 3,800円
●半袖ジャージ
サイクルジャージです。
パールイズミ ファースト ジャージ 6,000円
●サイクルパンツ
パッド付きのボトムです。
パールイズミ コンフォート パンツ 5,500円
いわゆる「レーサージャージ+レーサーパンツ」な組み合わせですが、中途半端にスポーツカジュアルで乗るより、ちゃんとした自転車用ウェアにハーフパンツでも足したほうが、しゃんとして見えます(ジョガー、ランナーと同じです)。
●ウィンドブレーカー
肌寒くなったときに。夏の峠道での下りでも役立ちます。
パールイズミ ウィンドブレーカー 8,000円
●サドルバッグ
このあと紹介する携帯工具や予備チューブ等を収納します。
TOPEAK エアロウェッジパック(ストラップマウント)Sサイズ 1,900円
●携帯工具
出先でのちょっとした調整やトラブルシューティングに。
TOPEAK ミニ 9 1,880円
●フロアポンプ
空気入れです。フレンチバルブ&高圧に対応した物を。
TOPEAK ジョ-ブロー スプリント 6,200円
●携帯ポンプ
出先でのパンク修理用に携帯ポンプも用意しましょう。ちなみに、携帯ポンプでメインのポンプを兼ねるのは、無理です。
TOPEAK ポケットロケット マスターブラスター 1,900円
●メーター
速度を表示したり、距離や時間を記録するメーターです。
キャットアイ CC-VT210W 4,500円
●ロック
盗難防止に。
本当は2つ用意し、その上でなるべく目を離さない(つまり駐輪場に置くような使い方をしない)のがベターです。
Master Lock 8130EURDPRO 3,600円
●タイヤレバー
パンク修理に。
BBB イージーリフト 400円
●予備チューブ
パンクしたときのために、予備チューブを携行しましょう。
BBB インナーチューブ 700C 28 x 1-1/16 FV33mm 1,000円
●ボトルケージ
ドリンクボトルを入れるケージです。今回は、自転車用ボトルの他、500mlペットボトルも使えるものを選んでみました。
TOPEAK モジュラー ケージ EX 800円
●ボトル
自転車用のボトルです。
BBB コンプタンク 700円
ひとまず、こんなところでしょうか。他にもあったほうが良いものはいくつか思いつきますが、それは少しずつ買い足していけば良いでしょう。ここに挙げた21アイテムの金額を足すと、
84,280円(税別)
91,022円(消費税8%込)
……となります。総予算20万円ですから、
残り 108,978円
……です。昨年のグッズ編と選んでいるものは大きくは違わないのですが、円安による価格上昇が意外と効いているのか、昨年バージョンよりもグッズの金額が少し高くなってしまいました。
次回は、108,978円という残り予算で購入できるロードバイク完成車を紹介します。
追記:バイク編公開しました
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。