先日、警察庁が「平成25年中の交通事故死者数」を発表したことを記事にしました。
1月6日、警察庁交通局交通企画課は、平成25年中の交通事故死者数を発表しました。
引用元: 平成25年中の交通事故死者数は4,373人、13年連続で減少。 | CyclingEX.
その中で、昨年発表された「平成24年中の交通事故の発生状況」についても触れました。平成25年の統計については、今後発表されることになりますが、今のうちに、平成24年中の交通事故の発生状況のうち自転車に関わる部分を、簡単におさらいしておきたいと思います。
まず、平成14(2002)年〜平成24(2012)年の交通事故発生件数、そして、自転車が第一・第二当事者であるものを相手別にしたものを、表にしてみました。平成25年の交通事故発生件数はすでに発表されていますので、それも加えました。
上の表の数値からグラフを作ってみます。
まずは、全交通事故件数の推移、そして自転車が第一・第二当事者であるものの推移。
次に、自転車が第一・第二当事者であるものを、相手別に分けています。
「その他」っていうのが多いのが気になりますが、例えば事故の状況が不明なものなどが含まれていると思われます。
こうやってみますと、自転車関連の事故が増えていること、中でも自転車対歩行者や、自転車相互の事故が増えていることがわかります。もちろん近年は減少傾向であることも見逃せませんが、交通事故件数全体が減少する中、その減少ペースは鈍いことがわかります。
平成25年の統計が発表されたら、この表とグラフに付け加えてみたいと思います。
なお、平成24年中の交通事故の発生状況については、下記から閲覧できます。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。