【ブリヂストンサイクル×CyclingEX タイアップコンテンツ】
「まちのりフィットネスバイク」というコンセプトのもと、2013年11月に発表されたブリヂストンサイクルの新ブランド「CYLVA(シルヴァ)」。そのランナップの中から、前回はベーシックグレードのクロスバイク「F24」のインプレッションをお届けしました。そして今回紹介するのは、カーボンベルトドライブと内装変速を採用した上位モデル「F8B」(5%税込価格:94,800円)です。
■内装8段変速とカーボンベルトドライブを採用
シルヴァの第1弾として発表されたのは、前回紹介した24段変速の「F24」、前3×後9の27段変速として上位バージョンの「F27」、そして今回取り上げている「F8B」(5%税込価格:94,800円)です。「F8B」というモデル名は、フラットハンドルの「F」、8段変速の「8」、そしてベルトドライブの「B」を意味しています。
フレームは、F24と同様の「アルミスレンダーフレーム」ですが、F24やF27と大きく異なるのが、内装変速&ベルトドライブであるということ。
後輪を見るとわかるのですが、F8BはF24と違って、後ろの変速機(ディレーラー)が見えません。でも、8段変速なんです。変速機はどこにあるのかというと、車軸が収まっているハブの中。ここにたくさんの歯車が入っていてギアを切り替えているのです。これを内装変速と言います。変速機が露出しておらず、ギアチェンジのさいにガチャガチャと音をたてるようなことがなく、停止中でも変速操作ができるなどの特徴があります。
そして、ベルトドライブ。F8Bでは、ベルトの芯にカーボンを入れた「カーボンベルトドライブ」が採用されています。ベルトドライブの利点はなんといっても注油が必要ない、オイルの汚れとも無縁だということ。そしてカーボンベルトは張力が高いので、ダイレクトな走行感も実現しています。
なお、シルヴァのシリーズ全体を通した開発ストーリーについては、下記リンク先で紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
移動手段としてもフィットネスとしても、自転車を思う存分に楽しむ! — ブリヂストンサイクル「CYLVA(シルヴァ)」商品開発担当者インタビュー【PR】
■ベルトドライブ×内装変速=静かでスムーズ
前回のF24と同様に、自転車通勤歴2年半の今野朋行さんといっしょに東京・青山周辺をF8Bで走り回ってみました。そして、F8Bの感想について今野さんは次のように話します。
「ベルトドライブのクロスバイクってどうなのかなと思いましたが、乗ってみるとチェーンの自転車と比べてもまったく違和感はありませんね。そして、内装変速のスムーズさが魅力だと思いました。信号待ちで止まっているときにギアを軽くして、青信号で走り出しても、(チェーン&外装変速のように)ガチャガチャ、バキバキと音がすることがなく、走り出しがスムーズ。街乗りにはとても重要なポイントだと思いました」
私、須貝は、このシルヴァ「F8B」の前身モデルとも言える、オルディナ「S8cb」の試乗記事を書いたことがあります(参考リンク)。そのときの印象と同様にこのシルヴァ「F8B」も、チェーンドライブ&外装変速の自転車には無いスムーズさが魅力だと思いました。
ただ、F8Bの変速は後8段のみで、F24やF27と比べると変速段数は少なくなっています。坂が多い街や郊外の丘陵地帯を走るなら、フロント変速も使えるF24やF27のほうが適しているでしょうし、川沿いのサイクリングロードや街中の平地を流すなら、F8Bのスムーズさは大きな魅力になります。
■充実した装備と高い質感
内装変速やベルトドライブ以外に今野さんが挙げたポイントは、意外にも?変速レバー(シフター)でした。
「実は、今まで乗ってきた自転車はどれもグリップで変速するタイプ(グリップシフト)だったんですよ。こういうレバー式のは初めてでした。F24もF8Bも、実際に使ってみると使いやすく、なめらかな操作感が良いですね」
とくにF8Bに関しては、シマノ製の「アルフィーネ」というグレードのシフターを採用しており、すぐれた操作感を実現しています。
私が注目したのは、フロントのディスクブレーキ。フロントのみではありますが、ディスクブレーキとすることで、雨が降っても安定した制動力を得ることができます(リムにゴムを押し当てるブレーキより、ディスクブレーキの方が雨の影響を受けにくい)。
その他にも、フレームに内蔵されたワイヤー類の処理、そしてF24でも触れた、シルヴァオリジナルのエルゴノミックサドルなど、充実した装備や質感の高さもこの自転車の魅力と言えるでしょう。
シルバの「F24」と「F8B」の試乗を終えた今野さん。振り返って、次のように話してくれました。
「ちゃんとしたスポーツサイクルに乗ったのは今回が初めてでしたが、確かにシルヴァのような自転車なら、身構えること無く、スポーツサイクルの楽しさを知ることができると思います。私は2011年の春に自転車通勤を始めて、満員電車に乗らなくてよかったり、自分のペースで移動できたりといった魅力に気づきました。また、仕事から帰った後のジョギングと並んで、自転車に乗ることが健康維持・体重維持にもつながっているんです。そういう日々の中に、シルヴァがあったらいいでしょうね。通勤やフィットネスに、毎日使ってみたいと思いました」
ブリヂストンサイクル「CYLVA(シルヴァ)」製品情報はコチラ。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。