ロードバイクに近いクロスバイクであるESCAPE RやRXシリーズとは対照的に、MTB系のタフなフレームや太めのタイヤを採用してきたのが「SEEK(シーク)」シリーズです。2014年モデルでは、ちょっとキャラクターが変化しました。カタログではクロスバイクという言葉は出てきません。「アーバンパスハンター」を標榜しています。
まず、SEEK 1(税込105,000円)。
こちらのモデル、まずフレームがファットタイヤ対応の新型となり、実際にシュワルベ・ビッグアップル 28×2.0というかなり太いタイヤを履いています。ETRTO径は50-622なので700Cと同じ径ですが、太さで言えば700×45C(47-622)より太いということになります。
そしてこのSEEK 1は、コンポーネントに8速のシマノ・アルフィーネを採用、そしてシマノのディスクブレーキも組み合わされています。都会的、そして高級なクルーザー的な立ち位置と言えるでしょう。
サイズは400(S)、450(M)、500(L)mm、重量は13.4kg(450mm)となっています。カラーはネイビー1色です。
外装変速仕様の「SEEK 2」(税込94,500円)もあります。
タイヤはSEEK 1同様にシュワルベ・ビッグアップル 28×2.0、コンポーネントはSRAM・VIA CENTRO(2×10スピード)、ブレーキはテクトロ・HDC300となっています。サイズは400(S)、450(M)、500(L)mm、重量は12.8kg(400mm)です。カラーはシルバーの1色のみです。
そしてVブレーキのベーシックグレードが「SEEK 3」(税込59,850円)です。
カラーは下記のとおり、マットブラック、ホワイト、マットライトブルーの3種類。
コンポーネントはシマノ・アセラ他で3×8の24スピードで、タイヤは700×40C。2013年モデルは700×32Cでしたので、だいぶ太くなっています。フレームサイズは400(S)、450(M)、500(L)mm、重量は12.4kg(450mm)となっています。
なお、細かいところでは、外装変速のSEEK 2および3ではリアディレーラーを守る専用ガードが装着されています。街中でのタフな使用を想定しているようです。
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。