5月11日〜12日に長野県の富士見高原(富士見パノラマではありません)で開催された「アキグリーンカップフェスティバル」。12日に開催されたMTBロングライドレースを走ってきました。
前日、高尾発松本行きの普通電車で小淵沢駅(ここは山梨県)まで輪行。強い雨が降って寒い1日でした。この日のレースに出た人はたいへんだったでしょう。
プチペンション・ジョナサンでがっつりと夕食をいただいた後、翌朝の準備をして日付が変わる前に就寝。
当日は快晴!
MTBロングライドレースは1周20kmで、1周、3周、4周のクラスがあるのですが、どれに申し込んでも3,000円。「1周だと物足りないかもしれないから」という理由で3周にエントリーしたのですが……。
スタート直後、スキー場を出て林道に入る前での舗装路の坂が想像していた以上にきつくて、林道の入口ですでにいっぱいいっぱい。林道に入った後もフカフカの路面で進まないので難儀して、5kmも走らないうちにかなりへばってしまい、上りで押しが入ったり、立ち止まってドリンクを飲むような有り様です。
固めの土の路面になってからはなんとかなって、ジワジワ淡々とペダリングしてこなしていき、走ること自体を楽しむ余裕も出てきました。また、上りきった後の下りはやはり壮快!今までオフロードでこんなに出したことないい!というスピード(DHの経験はないので)で下っていいきます。
しかし1周目ですでに、2周終了時の足切りラインをクリアするには絶望的な状態だったこともあり、1周で降りる決断をしました。計測ポイントを超えると、同じように3周60kmにエントリーしていた人が、すでに何人か寝転がっていて……。
とはいえ、1周20kmのうち大半がオフロード、そして上りも下りもシングルトラックもあるようなコースを走るという経験は個人的には初めてだったので、1周走りきった充実感というのも、実はかなりあります。もし来年も同じコース、同じクラス設定でロングライドレースがあるのなら、1周20kmにエントリーして、今回の1周分のタイムを上回れるようにしたいと思います。というわけで来年も出るつもりですので、よろしくお願いいたします(誰とはなく)。
走り終わった後は、しばらく甲斐駒ケ岳を眺めてぼんやりしていました。良く晴れて、きれいです。
眺めながら考えたのですが、MTBを持っているけど本格的に楽しめる場所が無い!という人は、1周20kmにエントリーすれば十分に満足感が得られると思います。3周60kmや4周80kmは完全にレースですね。「王滝」の練習として来ている方も多かったようです。
油断して冗談みたいに日焼けしました。レース中はアームカバーとフルフィンガーのグローブしてたのに。
また、今回は行きも帰りも輪行でした。29erのMTBでもなんとか輪行できるということはわかったので、それについてはまた改めて紹介したいと思います。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。