サドルが、無いんです。
Bridgestone MB-4 by periwinklekog, on Flickr
といっても、盗まれたわけではありません。
私の普段使い用クロスバイクで長期インプレ車でもある、2010年モデルのGIANT ESCAPE R2。その標準のサドルが少々ヘタってきたので、交換しようと思ったのです。
これが当時の純正サドル。
当時は5,250円で単品売りもされていて、クロスバイク用のコンフォートサドルとしては良いものだと思いますが、クッション製重視なのでもともとムニっとした座り心地であることに加え、日々の使用でお疲れなのか、そのムニムニ具合が増してきたように感じていました。また、シートピラーに使い古しのITM ミレニアムを使っているのですが、その調整ネジとサドルの裏が(おそらく、ムニムニ具合が増したことで)頻繁に干渉するようになって音まで出始めたので、これはもう交換するしかなかろうと。
ところがショップに足を運んでみると、意外と無いもんなんです、サドルが。まず地元のプロショップは、クロスバイクにちょうどよいようなサドルはほとんど置いていません。市内の別のショップに行くも、思ったより種類がなく。そこで仕事のついでに新宿の某量販系のショップに行ってみると、それなりの種類があって選べる状態。でも「サドルってもっといろいろあったような……」という感じがします。
まぁ、クロスバイクに取り付けるサドルということで、盗難のリスクも考え予算は10,000円未満として、家電量販店の自転車用品売り場までチェックしたあげく、買ったのがグランジのタービンサドル(ブラウン、定価2,625円)。10,000円未満どころか3,000円未満。
悩んだあげくにそれか!と言われてしまいそうですが、他に気に入ったのがなかったのでしかたありません。いろいろ手に取ったあげくにこれを買ったので、ショップの人は不思議に(もしくはヤレヤレと)思ったでしょうが……。
余談ですが、安価なサドルを手に取ってチェックし、裏面を見ると、その多くのサドルに「VELO」のロゴが入っていて、VELOの力を再認識したりもしました。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。