今さらながら、普段使いのESCAPE R2(2010年モデル)にバックミラーを取り付けようと思い立ちまして、ゼファールのSPYミラーを購入しました。プラスチックにメッキをしたミラーや取り付け用ゴムバンドに対して、主に耐久性の面で不安がないわけではないのですが、取り付け場所をいろいろ試したり、クロスバイクで使ってみたりロードバイクで使ってみたり……とするには、これがベターなのかなと思った次第です。
私のESCAPEはハンドルを広めのプロムナードバーに交換しています。右側の、ハンドルバーが大きくカーブしているあたりにSPYミラーを取り付けました。案外フラットハンドルこそ、取り付け場所が難しいかもしれません。バーエンドがあれば、その先端でしょうか。ドロップハンドルの場合下ハンの先っぽが定位置ですね。
この取り付け位置ですと、実際に走っているときは自分の胴と腕の間から後方を見る感じになります。例えば、車道左側を自転車で走行中、路上駐車を追い抜きたいとき、早めにまずミラーを見て、そして目視で確認する……という感じで使っていますが、SPYミラーは「それなりに」は見えます。ミラーを見る瞬間だけ肘を外に出す感じにすると、より見やすいです。もっとも、これはプロムナードバーの人にしか参考にならないでしょうけど。
路駐を追い越したり進路を変更したりする以外でも、ときおりミラーをチラッとみて後方を意識するのは、有効だと思います。そういう意味では、役に立ちます。
すでに何年も売られている製品ですし、使用している多くの人が「それなり」と言っているように思いますが、その「それなり」具合がよくわかりました。そして、そもそも目視は必須なので、ミラーは「それなり」にでも見えてくれればそれでよいかなという気はしました。
今後とくに気になるのは、やはりミラー表面の耐久性です。屋外や軒先保管だと劣化が早いようです。液晶保護シート等を用いてあらかじめ保護する人、ミラーを磨く人(どうやって?)、買い替える人などさまざまなようです。逐一取り外すという人もいます(そうするとバンドのほうが心配)。まぁ、劣化したときどうするかは、後日のお楽しみということにしておきましょう。
そんなゼファール SPYミラー、実勢価格は税込1,500円前後です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。