Cyclist near Crocodile Rock, Adelaide Street by simon.carr, on Flickr
ふだん「駅までのチョイ乗り」程度(片道2kmもあるかないかというところ)ではヘルメットを被らない筆者。しかし、最近は街乗りでも1日にそれなりの距離(20〜30kmくらい)を乗ることが続いていて、常にヘルメットを着用していました。
で、つい先日、久々に「駅までのチョイ乗り」に自転車を使うにあたり、ヘルメットを被らずに家を出たわけです。
「なんかスースーする!」
ヘルメットを被ることが当たり前になると、たまに被らないとなんだか不安になりますね。
筆者は自転車のヘルメット着用義務化主義者ではありませんが、やっぱり、ヘルメットに頭部を守られている安心感は大きいと感じました。
ちなみに自活研・小林理事長が以前こんなことを書かれていました。
NEWS | TEAM KEEP LEFT スマートに走ろう 自転車同士の思いやりの第1歩は、それぞれが左側を走ること
以前、デンマーク大使館の方をお招きしてセミナーを開催したとき、コペンハーゲンに「グリーンウェイブ」というものが存在することを教えてもらった。幹線道路の端に自転車専用レーンがある。欧州の都市には珍しくないが、コペンハーゲンの場合には、ラッシュアワーにそこを自転車で時速20kmで走っていると、直進信号がずっと青になり、交差点で止まる必要がない。2008年から本格供用されているとのことだが、自転車の平均時速が、15・5kmから20・3kmに上昇したという。クルマも40km/時で走ればいいのだが、市内の制限速度はおおむね30km/時に抑えられているため信号のたびに停止することになる。みごとに自転車優先社会なのである。道路や交通規制だけではない。クルマのドライバーは自転車を常に意識して運転しているし、交差点では先に自転車用信号が青になる。
こうした走行環境があれば、ヘルメットは危険を感じる人だけのものになる。ところが、自転車の危険な環境を野放しにしている日本ではヘルメットは必須のアイテムである。歩道通行を常態化させ、交差点での出会い頭事故を誘発する施策を続けている限り、ヘルメットは生命を守る最後の砦だ。ヘルメットなしでも安全な交通環境を目指すべきなのに、着用義務を議論しているようでは真の自転車時代は来ない。
全文はリンク先でどうぞ。
(須貝弦)
【ロード用ヘルメット】GIRO(ジロ) 2011年モデル PRO LIGHT(プロライト)GIRO(ジロ) 2011… |
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。