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今年9月、群馬県前橋市で赤城山を舞台にした「赤城山ヒルクライム」が開催されると、上毛新聞が報じています。
赤城山の魅力を全国に発信するため、前橋市は今年9月、自転車レース「赤城山ヒルクライム」を開く。夏の「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、9月3〜11日に観光企画を集中させる「まえばしフェスタ(仮称)」を計画中で、その目玉イベントとなる。赤城山の観光産業の振興につなげるため2012年以降も継続し、富士山で開かれる国内最大の「富士ヒルクライム」(距離25㌔、定員5千人)に匹敵する大会を目指していく。
赤城山ヒルクライムは、まえばしフェスタ最終日の9月11日に開く。定員は2千人の予定。コースは現在、市と関係団体が協議中だが、県道前橋赤城線(赤城県道)を使って、赤城山頂をゴールとする方向で調整している。
SF作家で自転車に詳しい高千穂遙さんがヒルクライムを扱った小説の“舞台”として赤城山を取り上げており、赤城山でのレース開催を期待する自転車愛好者は多いという。市の担当者は「富士や乗鞍と同規模の大会にして、国内3大ヒルクライムを目指したい」と話す。
県道前橋赤城線、ということなので、どんなもんかちょっと調べてみたら、前橋駅から赤城山へと真っすぐ伸びる道路なのですね。以前は有料道路だったそうです。どんなスタート/ゴールが検討されているのか、前橋市のWebサイト等あたっても情報に行き着かなかったので、勝手に想像(妄想してみました)。
大きなヒルクライム大会を行うには、いくつか条件があります。ひとつは、20km程度の距離が稼げるコースがあること。そして、数千人の参加者をさばけるスタート/ゴール地点があることです。調べてみますと、赤城山の側には赤城山総合観光案内所があります。駐車場もトイレもあるし、登坂のピークにもなっているようなので、ここは固そう。
じゃぁスタートはどうでしょう。参加者が前日受付に来る駐車場、当日の招集所、イベントスペース等々、かなりの場所が必要です。イベントの性質的にはグリーンドーム前橋(トラック競技場)が良さそうですが、そうなると市街地の道路封鎖が必要になってしまいます。そこで県道をたどってみると……、お、運動場と総合庁舎が近接しているのを発見。メイン会場はここに想定してみましょう。で、こんな感じに妄想。
距離21.5km、平均斜度6.2%、獲得標高は上り1328mと出ました。しかも、前橋駅や新前橋駅、中央前橋駅から十分近く、なかなか魅力的なんじゃないでしょうか。
以上、筆者の妄想ですが、前橋市等のWebサイトで詳しい情報が出るのを楽しみに待ちたいと思います。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。