電動アシスト自転車の年間出荷台数が、国内メーカーの二輪車全体を上回ったという報道がなされています。


電動自転車、エコが牽引 2010年出荷で初めて二輪車抜く – SankeiBiz(サンケイビズ)

幅広い層に支持される電動自転車は市場も順調に拡大。2010年の国内出荷台数は速報ベースで前年比4.6%増の38万1721台、1993年の登場以来初めて国内メーカーの二輪車出荷台数(38万242台)を抜いた。


電動アシスト自転車出荷台数、二輪車抜く : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

電動アシスト自転車の2010年の国内出荷台数(速報ベース)が、前年比4・6%増の38万1721台となり、バイク全体(38万242台、外国メーカー車を除く)を初めて上回ったことが25日、明らかになった。


すでに昨年1〜6月の段階で二輪車を上回っており、年間通じても上回る可能性があると言われていました。速報値なのでまだ確定ではなく、二輪車の台数には輸入バイクの台数も入っていません(ハーレーだけでも数千台あるはず)。そんな数値ではありますが、年間出荷台数規模が並んだことは間違いありません。


ちなみに、2008年の法改正で電動アシスト自転車がいわゆる「新基準」となった後、電動アシスト自転車の販売台数は原付二輪車を上回りまっていました。


【池原照雄の単眼複眼】快走するアシスト自転車、ホンダも再参入へ | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

電動アシスト自転車の最大手は、古くから自転車事業を手掛けてきたパナソニックであり、ざっと4割のシェアをもつ。2位のヤマハは25%程度であり、同社がドライブユニットを供給しているブリヂストンサイクルの販売分と合わせてパナソニックと拮抗する勢力図にある。

アシスト自転車の市場が拡大しているのは、自転車そのものが「健康」や「環境」をキーワードに人気が高まっているのに加え、08年の法改正で踏力のアシスト量がアップされ、より使いやすくなったことが大きい。同年の販売は30万台余りに達し、29万6000台だった原付1種バイク(排気量50cc以下)を上回る市場となった。

また、アシスト自転車の価格は10万円前後であり、原付1種バイクより数万円安いだけだが、免許が不要なことや駐車場でなく駅周辺などに整備されている駐輪場に手軽に停めることができるなども人気の背景となっている。

ちなみに上記レスポンスのコラム、ホンダの電動アシスト再参入の可能性に触れていて興味深いです。


ヤマハのPASシリーズは一部モデルのバッテリー周りを久々に大幅チェンジし、今日から発売開始となっています。


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詳細本文 – 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社

ヤマハ発動機株式会社は、フレーム・ドライブユニット・バッテリーなどを刷新し、商品力を向上させ、かつコストパフォーマンスに優れた電動アシスト自転車PASシリーズ4機種を2011年1月27日より順次発売する。

一方こんな記事もありました。お気をつけ下さい。


電動自転車の事故死7割増、急加速に対応できず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


(須貝弦)


Koza







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