以前、箕浦(ミノウラ)のスーマトフォンホルダ「iH-100S / iH-100M PhoneGrip」(SとMはクランプサイズ違い)を紹介しました。
ミノウラからスマートフォンホルダ「iH-100S / iH-100M PhoneGrip」登場
先日、某iPhone用マウントケースを使う前に壊したこともありまして、リベンジと言わんばかりの勢いでiH-100Sを購入してきました。
まず、こちらが箕浦による製品写真。希望小売価格はiH-100S / iH-100Mどちらも2,982円(税込)となっています。
大まかな構成はこんな感じ。
上のホルダ(写真では裏返し)と右下のアルミ製クランプの間に、左下の丸いプラスチックのパーツが挟まります。ホルダと丸いパーツには放射状にギザギザがあるのがわかると思いますが、これのかみ合いの位置で角度を調整します。18度ごとに調整可能です。
で、この写真のホルダ中央にあるボルトをアーレンキーで締めると、ホルダとクランプが固定されます。
iH-100Sのクランプは直径22〜29mmに対応(ちなみにMサイズクランプは直径28〜35mmに対応)。微調整は、
このボルトを締めて行います。
ハンドルに取り付けました。
iPhoneをセットして左右のウイングをしっかり締め込めば、セッティング完了です。ちなみにウイングの解除は背面の赤いレバーを押すことで行います。
お好きなアプリを起動させて、走り出しましょう。この写真で見てわかるとおり、ホルダ下部のストッパーはiPhoneのコネクタを避けていますので、トップチューブバッグの中にエネループのモバイルブースターのような外部電源を仕込んで使用することも可能です。
取り付けて最初に感じたのは、某オールプラスチック製品とは段違いの安心感の高さです。まず、クランプがアルミでできていること、そして、ホルダが回転しない(取り付け角度は調整できるが、ボルトで固定するので自由にグルグル回せるわけではない)ことによって、十分なしっかり感があります。クロスバイクに取り付けて走ってみても、ホルダがガタガタ言ったりiPhoneがずれたりするようなことがありません。オンロードやフラットダートなら問題ないでしょう。ただし、左右のウイングでiPhoneをしっかり挟むことが大前提です。
欠点は、スマートフォンがむき出しになることと、背面のカメラが隠れることでしょう。iPhone 4なら正面のカメラで走行シーンを撮影できるのか。うらやましい(笑)
一方で、推奨対応サイズとされる幅58〜68mm/厚さ9〜15mmに収まっていれば、ケースが装着された状態でも装着できるわけで、このタイプならではのメリットと言えます。
このiH-100S PhoneGrip、雨の日は使わないと割り切って、トップチューブバッグ&外部バッテリーと組み合わせて使うには良さそうです。ただし、自転車にiPhoneをマウントすると万が一転倒した際に壊れるのが怖いので、筆者の場合はSIM無しのiPhone 3GでGPSロガーとして使用するにとどまっています。防滴ケースになっているタイプでも落としたら中身のiPhoneが壊れることが多いようなので、こればっかりは仕方がありませんね。
しかし、iH-100S PhoneGripの話、これだけでは終わらない予定です。筆者は「iPhoneをサイクルメーター的に使う」のとは別の、ある大きな目的を持ってiH-100S PhoneGripを購入しました。それはまた、別の機会に紹介したいと思います。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。